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【レポート】レーシック体験記2〜どきどき手術編〜

2018年2月13日(火)に視力回復のためレーシック手術を受けました。
その体験レポートを書いてみます。

*このレポートの前に【レポート】レーシック体験記〜手術前検査編〜として、手術を受ける前に行った検査について書いています。よろしければ、ご覧ください。

*これは、間詰の個人的な感想も含まれています。絶対安全、とかそういうことをお伝えしたいわけではない、ということをあらかじめお断りしておきます。


午前10時から3時間近くかけて、さまざまな検査を行いました。一日で検査と手術を行うコースを選んでいましたので、手術は夕方の16時から。13時からの待ち時間は一旦病院をでて、自由に過ごしてOKです。

電話予約をした時点で、時間が決まっていましたので、検査と手術のあいだに時間があることはわかっていました。
私は「3、4時間もあるなら、原稿書けるなー」と、思っていたので、どこかカフェで過ごせばいいなと思っていたんです。

ただ、この考えはちょっと甘かったです。
午前中の検査の際に、いくつか目薬をさしたんです。瞳孔を開くための目薬や、痛みどめの目薬。また、手術前の13時と15時の2回さしてください、と病院を出るときにも目薬を渡されていました。

瞳孔を開く目薬をさされるときに「かなりまぶしく感じますので、歩行など気をつけてください」と言われていました。

病院内ではそれほど感じませんでしたが、建物の外に出てみると日差しがかなりまぶしくて、軽い立ちくらみのような感覚があったほど。PCの画面の光もチカチカとまぶしくて、集中して原稿を書くことはできませんでした。かなり効率が悪く、おすすめしません。たぶん、映画を見る、とかもあまり楽しめないんじゃないかなと思います。

結局、原稿を書くのは諦めました。病院を出るときに「読んでおいてくださいね」といわれた、注意事項などが記載された冊子を読んで、スタバでぼんやりと過ごしました。

病院へ戻り、すぐに手術かな? と思いましたが、また検査がありました。
午前中の視力と変わりがないかを調べる、視力検査。これは午前中ほど細かく丁寧に、というわけではなく「念のための確認」といった感じです。

次に暗室での検査がありました。これも、午前中に受けたものとほぼ変わりません。緑のライトのなかに丸い輪が何重かに重なっているものを見つめる、というものでした。瞳孔を開く目薬がきちんと作用しているかの確認なのかと思います。

最後にもう一度、医師による問診がありました。(午前中に問診をしてくださった先生とは、別の方でした)
この時に、午前中一番に行っていた遺伝子検査の結果を伺いました。また、手術の方法であるとか、手術後の視力についてなどを再確認しました。

一日で、検査と手術を行うコースですと「さっきと同じこと、何回聞くんだろう?」と、ちょっと不安に感じました。ですが、検査と手術を別日程で行うのであれば、忘れてしまっていたり、「聞いてない」などと問題がないように手術について再認識、再確認という意味があるのでしょう。

遺伝子検査も問題なく、トイレなどを済ませたのち、手術の待合室で準備をしてお待ちくださいと指示されました。

待合室には、すでに5名の方が座って、名前をよばれるのを静かに待っていらっしゃいました。手術を受けるための準備として髪の毛を隠す簡易的なキャップをかぶります。給食当番とか、食品工場とか使われているようなものです。水泳の帽子のようにピッチリしてるものではなく、髪型が崩れたりはしません。ただ、何も考えずにキャップの中に髪をたくしこむと、ちょっとだけ、帰り道が心配になるかも知れません。(たぶん、そんな余裕はありませんが……)

ひとりずつ名前が呼ばれていきます。5分から10分間隔、といったところでしょうか。最終的に待合室には私ひとりが残っていました。

名前が呼ばれて、手術ルームへ移動しました。そこではほとんど待たされることはなく、名前の確認をした後、じゃあベッドに横になってくださいねー、といった感じです。

仰向けに寝ころんだ手術台の上には、レーザー機器がセットされました。
「緑色の光を見ていてください。途中で光が遮られて見えなくなりますが、安心して、そのままずっと見ていてください。また光が現れます」
といった説明ののち、まず右眼から手術の準備に入りました。

まばたきをしないように、上下のまぶたをテープでピチッと貼り付けられます。眼球の表面が乾かないようにと、麻酔の目薬をさされます。

次に眼球が動かないように固定する器具でぎゅっと押し付けられました。押し付ける、といっても目玉のまわりをぐるりと囲むような感じです。物理的に押し付けられていますので、ちょっと痛いです。

固定されたら、もうすぐにレーザー照射が始まりました。

患者の不安を抑えるために、看護師さんが「緑の光がみえまーす。少しずつ滲んできまーす。今は遮られていまーす。また、少しずつ光がみえまーす」と、こんな感じで、実際に目に見えている状況を声に出して説明してくださいます。

また、レーザー照射担当のかたは「8秒」などとレーザー照射秒数を読み上げていました。

はっきり言って、この瞬間は怖いです。

体は麻酔をされている訳じゃないので、足とかバタバタさせて「嫌だー!」と叫び出してしまう人、いるんじゃないかなあ? と思います。レーザー照射中は、焼け焦げたにおいがしました。まあ、焼いているわけですから、当たり前といえば当たり前かもしれないのですが。

私はレーシック手術について、説明を受けるまで誤解していたのですが、眼球の表面をレーザー照射するわけではないんですよね。

まず、眼球の表面を薄く切って(フラップ、と呼ばれていました)カバーを作るんです。
そのフラップの下の部位をレーザー照射して、また、フラップをかぶせる。

フラップをつくるレーザー照射と、その内側をレーザー照射して、焼くという2段階に分かれているんです。(使用するレーザー機器の組み合わせなどによって、手術費用が異なっていくという仕組みです)

とにかく、あっという間に終わります。体感として、片目五分もかからないんじゃないかと思います。
同じ手順で、次は左目。左目のときは、すでに一度右目で体験済みなので、それほどの恐怖感はありませんでした。(でもちょっと、うわぁーって叫びたくなる感じはありました)

てきぱきと終了したら、すぐに移動です。手術台の上に、ずっと寝ころんでいる訳にはいきません。眼を開けると、もうバッチリ見える! というわけではありません。目薬タイプの麻酔のせいで視界はボンヤリ白く濁っていました。

手術後の説明を聞く前に、目を閉じたまま15分ほど座って、じっとしていました。私のほかにはふたり、すでに手術を終えて座っていました。
この時の眼の状態は、結構違和感がありました。痛い、というわけではないんですが、目を開けていられない。でも、目を開けてみたい、という気持ちもあって、ここで座っている時間はとても長く感じられました。

術後の目の状態を検査されたのち、「目薬の説明」を受けました。多分、これが一番大事なケアだと思います。

目薬は4種類ありました。
まず、検査から手術の間にも二回さしていた目薬。
遮光袋に入っている目薬。この二つは、目の消毒などをかねたものだと説明を受けました。

あとはヒアルロン酸配合の、目の乾燥を防ぐ目薬。
手術後に、痛みを感じたら使用して良い目薬。(この痛みどめ目薬は、翌日検診の際に返却するように言われました)

手術をした日は、1時間ごとにふたつの目薬を点眼。(続けてさすのですが、五分間あけて、と指示あり)
ヒアルロン酸配合の目薬は、こまめに。乾いたな? とか違和感を感じたらすぐに、ということでした。
痛みどめの目薬は、痛みを感じたら使ってください、と指示がありました。

帰宅時から、今後一週間は外出時に防護サングラスを着用するようにと言われました。フラップ部分がきちんとくっつくまでは、風などでヨレたり、しわになってしまうこともあるそうです。また、ホコリなどが目に入らないように、という意味もあるとのこと。

この防護サングラスがですね……。ダサいんですよねえー。今日のトップ画像として、写真掲載しているものです。あ、でも花粉症対策のゴーグルっぽい眼鏡に似ている……ような気もします。ですが、ダサいからと言って装着しないと、困ったことが起きる(かもしれない)のは自分自身です。我慢しました。

さて、目薬一式が入った袋とゴーグルを受け取ったら、本日は終了です。気をつけて帰宅してください、といわれその場で解散となりました。

この時点では、まだ白いモヤのようなものが視界にあり、はっきりと「視力が良くなったぜー!」というような気分には全然なりませんでした。

徐々に、目もひりひりしてきますし、帰り道は結構辛かったです。帰宅ラッシュで、座れませんでしたし。一番の気がかりは「1時間ごとに目薬を」と言われているのに、病院から我が家まで、乗り換えや電車の待ち時間など色々含めると1時間半から2時間かかるんです。途中で目薬させるかなあ? というのが心配でした。

途中でなんとか、目の前の座席が空いたので座ることができ、無理くり目薬をさしました。たぶん、乾燥しはじめているのと、麻酔が切れてきているせいでヒリヒリしたような、染みるような感じもありました。

どうにか途中で一度目薬をさすこともでき、無事に帰宅できました。

*思いのほか長くなりましたので、【レポート】レーシック体験記3〜手術後一週間は気をつけて編〜 は2月21日(水)更新予定です。


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