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留守番電話にメッセージを。

音声入力が便利だというので、ちょっと試してみようかと思ったのですが。いやはや、なかなか慣れないと難しいですね。

もともと、自分の気持ちをすらすらと声に出して話せない、というのも難しい原因のひとつかもしれないです。単なる口ベタ、とも言えますが。

結婚式での「友人代表の手紙」とか、以前の勤務先で行われていた朝礼時の1分間スピーチとか。大学四年生のときにあった卒業論文発表会なんかだと、もちろん緊張はしましたが話すことはできました。

折しも、キッチンタイマーさんが「声で入力、声でエッセイ」というタイトルで音声入力について書いていらっしゃった。「音声入力はスピーチに近いようにも感じるけれど、模索している」というような内容だった。スピーチと音声入力は違うだろうけど、慣れるまではスピーチのように話してみればいいのかも? と、チラリとヒントを教えてもらったような気持ちになる。

ただ、私が音声入力に感じることは「留守番電話への録音に似ている」ということだった。

留守番電話への録音が、ものすごく苦手なのだ。

ピーッという発信音の後にメッセージをどうぞ、と言われても、ピーッという音が響いた時には電話を切ってしまう。話すことは決めていたし、「またお電話します」とか「お電話ください」とだけでも言えばいいのだろう。けれど、どうしても声を発することができないまま、すぐに通話終了にしてしまう。ひどい時には、録音は始まっているのに何も話せないで、ちょっとしたイタズラ電話のようなことになってしまっている。

そもそも、電話をかけている時点で、相手に伝えたい内容は決まっている。だけど、留守番電話のメッセージが流れ出したとたんに、要点をうまくまとめて伝えなければ! と思いすぎて、結局頭の中が真っ白になってしまうのだ。

音声入力も、いまのところこんな感じだ。モゴモゴとくちびるを動かしてみるけれど、言葉は途切れ途切れにしか出てこない。テーマが決まっていて、話す順序も決まっているのに、いざ話せ、となるとまったく思うようにないかない。音声入力を行うための原稿が必要なレベルだ。本末転倒とはまさに、このことか。

たぶん、箇条書きにしたメモ程度を用意して、話してみるのがいいのだろう。失敗を繰り返したところで、公表しなければ恥をかくわけでもないのだ。どちらかといえば、留守番電話にあやしいふがふが音が録音されてしまっていることのほうが恥ずかしい。

最近では留守番電話にメッセージを、なんていうやり取りもほとんどない。そのため油断していたら、ここにきて音声入力でまたあたふたするとは思いもよらなかった。

もう少し、試行錯誤してみようかな? とは思うのだけれど。緊張せずに話せるようになるのは、まだまだ先の話になりそうだ。

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