【システマをまなぶ】視野は広く、ダンスのような足さばき
ちょっと身体がなまっているかもしれないと思いつつ、システマのワークに参加。年末以来なので、約一か月ぶり。
開催場所の都合もあり、約一時間の時短クラス。(いつもは1時間30分)
バランスワークからスタート。片足で立ち、足をぶらぶらさせたり、前後に動かしてみたり。手でバランスをとろうとはしない。手でバランスをとると、そこに緊張が生まれてしまうので、あくまでも手は自由にぶらぶらさせておきたい。
スローモーションのような動きでバランスを崩さず、前後に二、三歩歩く。目を開けて歩いてみたあとに、続けて目を閉じて同じ動きをする。
同じ動きなのに、目を開けているか閉じているかでずいぶんと動きが不自由に感じる。もちろん、目を閉じているだけで恐怖心がおこるし、あっという間にバランスは崩れてしまう。
動くときに視覚に頼りすぎてしま
ペアになって、相手が蹴ってくるのを避ける。大きく足をあげて蹴ってくるので、逃げるというより、スルリとかわしていくイメージ。どことなくダンスのステップのような。私がやるとバタバタしてしまうのだけれど、講師の北川さんのデモなどを見るとムダな動きがない。ただ一歩横にズレていくだけのようで、優雅にすら感じられる。
足に集中するのではなくって、相手の身体や動き全体を見て、かわす。避けた位置によっては、次の足蹴りで蹴られてしまうので、どこに身体を避けるか、位置取りが大事。
相手が足をあげたときに、同じように自分も膝をあげる。すると、相手は上げた足のおき場所がなくって、なんだか妙な感じ。振り上げたこぶしを下せない、ならぬ、振り上げた足の置き場に困る。
パートナーとシンクロして足をピタッと沿わせたり。さらにはピタッと沿わせつつ、着地ギリギリで相手の足を払ってみる。これがなかなか難しい。
相手の足を払う時、自分は片足立ちの状態になっている。自分のバランスを崩さない範囲の身体の動きで、相手のバランスを崩す。はじめにおこなった片足立ちでバランスがどれだけ取れているかが、ここで生きてくるのかと納得。
最後に、膝をなでて相手を崩す(転ばす)練習。練習というか、膝の動きの原理を知る、といったところ。膝は折り曲げてつかう、前後の動きにしか対応していない。横からの動きには弱いというか、対応できない。力強く押すのではなく、なでるように押すだけでバランスを保てない。
この練習は気を付けなくっちゃいけなくて、受ける側も「踏ん張らない」ことが肝心。踏ん張ると、あっという間に膝をこわす。
全体を通して「視野を広げる」ことが大事。
どうしても膝の動きだけを見てしまうのだけれど、そうじゃない。身体全体の動きを見ておく。次の動きを予測したり、相手の動きを制御するには全体を見ておかなくっちゃいけない。
そのあたりが毎回の課題になってるなあとおもいつつ、あっという間に一時間。
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