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さらば炊飯器 さらば家電シリーズ⑤

掃除機、テレビ、洗濯機、冷蔵庫と述べてきて、今回が最終回である。
電気炊飯器をはじめとする台所の家電について述べる。

電気炊飯器を捨てたのは、2011年に大阪・池田に転居した後、この翌年ぐらいだろう。
「厚手の鍋でお米を炊くほうが、炊飯器よりおいしい」という話を聞き、耳に残っていた。
私の電気炊飯器は古くなっていて、鍋を試そうと思った。

姫路に住んでいた父親の台所に厚手の鍋が二つあったのを思い出し、
新しく買うのも、もったいないので、この一つをもらい受けた。
ふたはガラスで、炊き具合がよく見える。

熱源はガスである。
「はじめチョロチョロ、なかパッパ、赤子泣いてもフタとるな」とよく聞くが、
私が実践している手法は「はじめパッパ、沸騰したらチョロチョロ、最後に10秒パッパ」である。
「フタとるな」は私も同じだ。

鍋で炊くと本当においしい。
私は玄米だけ炊く日、白米だけ炊く日に分けていて、玄米の日が7割ほどだ。
玄米を炊くと、米粒が縦に立ち、たくさんのすき間ができる。これを見るだけでも楽しい。

炊飯器のほか、電子レンジも、トースターも、湯沸かし器も捨て、今は台所に家電製品がまったくない。
つまり台所では電気をまったく使わない。
トーストを焼いたり、加工済み食品を温めたりするときは、フライパンや焼き網を使ってガスで加熱する。

ああ、ひとつ忘れていた。
日本酒のお燗(かん)をつける電熱器をもっている。
ただ、これは居間で飲みながら使うので、台所はやはり電気断ちである。

序論から6回に分けて、私がどのようにして電気の消費を減らしたか述べた。お役に立てば幸いである。

イラストは チコデザ より借用。

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