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前多が最終話まで視ていた'22年4月開始アニメ評価

5月4日にUPしました「前多が視た'22年4月アニメ新番組一覧」の結果報
告ともいうべきものです。

年4回の改編(1月・4月・7月・10月)のうち今年の4月にスタートしたアニメが対象です。

昔は2クール(全26話)でも放映期間が短いと感じたものですが、近年は3ヶ月毎に改編のため1クールどころか、それにも満たない作品があります。よって、ほとんどのアニメが6月で最終回を迎えます。
そこで、備忘のために4月スタートのTVアニメで最終回まで視ていたものを列挙しました。
さらに、ただ挙げるだけではつまらないと思い、私の“独断と偏見”に満ちた寸評を添えました。

受信できるチャンネルは地上波放送のみです。
ネット配信の視聴は一切行っていません。
作品の掲載は順不同です。

薔薇王の葬列

今期開始ではないが6月に終了したので加えた。
原作を全く知らないため濃厚なBLものかと思い、はたして何話まで視られるか半信半疑で視始めたが、予想は外れ全話欠かさず視られた。終盤、観念的とも言える展開になり不満だったが、まあ、面白かった。斎賀みつきの演技を堪能できたのが嬉しい。

ヒーラー・ガール

開始時は途中で視るのが嫌になるだろうと本作も半信半疑だったが、全話欠かさず最終回まで視られた。ヒーラーを目差す少女達の成長と活躍を描いた、王道とも言える展開で好感が持てた。ミュージカル場面も違和感が無く良かった。

〈+Ultra〉エスタブライフ グレイトエスケープ

原案・クリエイティブ統括が谷口悟朗ということで期待したのだが、案の定、面白かった! 違法行為なのに緊張感があまり無いのが第1話で気になったがそれは杞憂に終わる。キャラが皆立っていて魅力的だった。マルテの脳内議会の回(第4話)が印象深い。勿論、他の回も。キャストも意外性があり良かった。

本好きの下剋上

~司書になるためには手段を選んでいられません~

原作小説はいまだに読んでいないのだが、脚本・演出・作画・キャスティングなど全てにおいて不満を感じさせない、大変優れたアニメだと思う。監督の本郷みつるの力量には舌を巻く。これは今回の第3期に限ったことではない。毎週視るのが楽しみでならなかった。次期が待ち遠しい。

であいもん

さすがシリーズ構成が吉田玲子ということあって、安心して視ていられた。良い仕事をする脚本家だけに「平家物語」でのミスが惜しい。全話に渡って安定した、また情緒あふれる作りで好感が持てた。“飯テロ”ならぬ“菓子テロ”アニメで視ていて困った。(笑) 途中から納野和を演じる島﨑信長の粘性の強い演技が嫌味に感じたのが残念だが、キャスティングは良かった。

CUE!

本作も今期開始ではないが先月終了したので加える。
いわば女の子が大勢登場して、きゃぴきゃぴしたアイドル育成もののようなアニメはどちらかという苦手なのだが、本作ではそのような印象は受けず全話欠かさず視聴した。総勢16人のキャラを4人ずつの4グループに分け、そのグループ毎に話を展開していくというアイディアが良い。彼女らが声優を目指して歩んでいく様子が良く描かれており面白かった。それにしても、実際のキャスト面でも16人全員が新人だったと思われるが、いったいこの中の何人が声優として生き残れるのだろうか。

阿波連さんははかれない

終ってしまって寂しい。(´・ω・`) 水瀬いのりの好演が光る楽しいアニメだったんじゃね。(笑) 第2期を希望。

舞妓さんちのまかないさん

同じく本作も今期開始ではないが6月に終了のため加える。
原作は全く知らなかったが、アニメとしては大変良質なものだった。10分という尺がほど良く、展開を引き締まったものにしていたと思う。作りに破綻が無く、毎週視るのが楽しみだった。キャストも魅力的で良かった。第2期を希望。

SPY×FAMILY

今期で覇権を握ったのは本作ではなかろうか。第1話を視逃したのが悔やまれる。原作は全く知らないのだが、さすが監督が古橋一浩だけあり全体的に安定して破綻が無く充実した作りだったと言える。面白かった! キャストも良かったが、敢えて苦言を呈すれば、ヨル役の早見沙織は雰囲気があり巧いものの、近ごろ出演作が多く言わば食傷気味なため、もっと意外性のある他の役者が良かった。アーニャ役の種﨑敦美はまさにハマり役だろう。

以上、全9作品です。
4月開始のアニメ、皆さんは印象に残った作品がありましたか? m(_ _)m

【おわり】


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