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続けるということ

実家の福井県に永平寺というお寺がありまして、そこの開祖が道元禅師であるのは有名なのですが、彼が残した言葉に

玉は琢磨によりて器となる
人は錬磨によりて仁となる
何の玉か はじめより光有らん
誰人か初心より利なる
必ず磨くべし
須く練るべし
自ら卑下して学道をゆるくする事なかれ

というものがあります。

玉は磨いて器になり
人も磨いて仁徳のある人になる
最初から輝いていることはない
人も最初から優れているわけではない
だからこそ必ず磨くべき
道を学ぶことを怠けてはいけない

といった意味合いです。

一日一日、毎日目の前の事を取り組んで
切磋琢磨して積み重ねることが大切であることを改めて感じられる言葉です。


福沢諭吉も同じようなことを言っています。

進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。

諦めてしまって続けなければ衰退する。でも諦めずにやり続けるものは前進できる

ということを伝えています。


以前、読んだ本でアーティストとしての価値において、学生時代に才能を認められ、彼が描いた作品には評価がついたのだがその後、筆を取ることを辞めてしまってから評価がつかなくなってしまったことが書かれていた。
続けなければ世の中からアーティストとして認められなくなってしまうことを物語っているエピソードです。


続けるというのはとても難しい。

それでも続けた先にある未来は続けたからこそ見えるものがあります。


学び続ける

書き続ける

考え続ける

歩き続ける

動き続ける


さらに、私はこの「続ける」に必要な要素が


「自ら(みずから)」


が前提だと思うのです。


誰かに促されることなく
何かに催促されることなく
自らの意思として続ける。


そして

それができることは

とても

ありがたく

幸せなこと

だと思うのです。

サポート大歓迎です。!!明日、明後日と 未来へ紡ぎます。