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無駄から生まれるクリエイティビティ〜友人ライターNさんに聞いた無駄の倫理学

僕は無駄なことが好きではない。まぁ無駄なことが好きな人はいないと思うが、僕は日頃から時間を無駄にしないように気をつけていた。

友人ライターの一人、Nさんも僕と同じようなことを意識していたそうだ。実際、彼女がフリーランスのWebライターとしてキャリアをスタートさせたときは、時間管理と生産性の向上に必死だったとか。
毎分毎秒を仕事に費やすことが、成功への唯一の道だと信じて疑わなかったという。

しかし、ある「無駄」と思えた経験が、彼女の仕事にとって予想外の価値をもたらすことになったそうだ。

散歩の力
ある日、Nさんは締め切りに追われる中で、アイデアの行き詰まりを感じていたという。デスクに向かっても、新しいアイデアは浮かばず、ただ時間だけが過ぎていく...。
そんなとき、ふとした衝動に駆られ、パソコンを閉じて外へ散歩に出た。最初は罪悪感に駆られ、「こんな時間があるなら、もっと仕事を...」と思ったそうだ。

しかし、散歩から戻ると、心がリフレッシュされ、頭がクリアになっていることに気づいた。そして、驚くべきことに、行き詰まっていたアイデアに対する新しい視点が浮かんだのだ。散歩中に見た街の風景、人々の表情、自然の色彩が、私のクリエイティビティを刺激したのかもしれない。

「無駄」の再定義
彼女がこの経験から学んだのは、一見「無駄」と思える時間も、実はクリエイティブな仕事にとっては必要な「肥やし」になるということだ。

僕たちクリエイティブ系のフリーランスや副業でWebライターを目指す方々にとって、新しいアイデアやインスピレーションは仕事の質を左右する。そのため、時にはパソコンから離れ、自分をリフレッシュする「無駄」な時間も必要なのだ。

そもそも、僕たち人間の集中力はそんなに長く続かない。とりわけ同時通訳のような高度なスキルは15し分ほどで休憩が必要とも言われている。

ライターも同じである。何時間もぶっ続けで書いていたら、それはやっつけ仕事になってしまう。なので、作成した文章は一日寝かせて見直すことで、納品に向けて質を高めるようにしている。

「無駄」を取り入れる
こうしてNさんは、今では意図的に「無駄」と思える時間をスケジュールに組み込んでいるのだとか。散歩はもちろん、カフェでのんびり過ごす時間、趣味に没頭する時間など、これらすべてがクリエイティビティを豊かにしてくれる。

なので、僕もNさんの意識の変化に習って、数年前から彼女のようなスケジュールを組むようにしている。こうした中、今感じることは、一見無駄と思える時間が実は最も生産的な時間であるということだ。

クリエイティビティへの投資
「無駄」と思える時間を恐れず、むしろ積極的に取り入れることは、WebライターやWebデザイナーなど、クリエイティブな仕事をする僕たちにとって、最も重要なクリエイティビティへの投資である。この「無駄」が、予想外のアイデアやインスピレーションを生み出し、仕事の質を高めてくれるのだから!

もちろん、そういう可能性をイメージできない再現性のないことに関しては、今でも時間を無駄にしないようにしている。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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