子どもの「ずるい」は「うらやましい」が9割
私はケンカが苦手です。
ひとりっ子だからかもしれません。
ケンカを経験する機会が少なかったからか、子どもたちがケンカを始めると心がザワザワして苦しくなります。
「お兄ちゃんばっかり勝ってずるい」
「妹ちゃんだけ怒られなくてずるい」
ケンカの始まりは、たいてい「ずるい」です。
相手の方がよく見えて、自分が損をしている気持ちになるから相手を非難します。
なだめるのも一苦労です。
(例)「お兄ちゃんばっかり勝ってずるい」と言う場合。
小2娘にはこう説明します。
そりゃそうだよ!ゲーム歴が違う。
娘ちゃんがYouTube見たり、絵を描いたりしている時間、お兄ちゃんはスキルを上げるために必死で練習してる。
同じ分だけ努力をしてから言って。
娘ちゃんの言う「ずるい」は「うらやましい」だよ。
(例)「妹ちゃんだけ怒られなくてずるい」と言う場合。
小5息子にはこう説明します。
そりゃそうだよ!今まで「人が嫌がることはしてはいけない」と息子君には何度も注意してきた。
11歳の息子君と8歳の娘ちゃんでは、注意してきた年数が違う。
娘ちゃんが息子君と同じ11歳になって、同じ失敗をしたら、今の息子君と同じ圧で注意する。
今は「なぜ人が嫌がることをしてはいけないのか」の理由を娘ちゃんに伝えたいから、ただ怒るより言葉を選んでる。
息子君の言う「ずるい」は「うらやましい」だし、そもそも息子君が娘ちゃんくらい小さかった頃も同じようにしてきたよ。
うちの子たちは言葉にしないと伝わらなかったり、伝え方を工夫しなければ意図しない受け取り方をすることがあります。
何でもかんでも「ずるい」と表現しがちなうちの子達。
「ずるい」と「うらやましい」は似ているようで全然違いますよね。
「ずるい」は、自分より高いレベルにある人を自分のレベルまで引き引きずり下ろしたい気持ち。
「うらやましい」は、高いレベルの相手のところまで自分を引き上げたい気持ち。
だと私は思ってます。
この違いはどうしても子どもたちに理解してほしいから、今後も間違った「ずるい」は「うらやましい」に訂正し続けるつもりです。
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