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400字ショートショート

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いつしか積み重なった泡のような。色違いの飴玉のような。ちょうど400文字の小さな世界です。(前書きと改行はカウントしていません)
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記事一覧

400字ショートショート「夏の飴玉は」

ソーダの味がするらしい。何かって夏の飴玉のこと。実を言うとうちにもあるんだ。去年、茹であ…

須田真梅
2週間前
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400字ショートショート「月のフルーツパーラー」

下弦の月は角度によっては器になる。久しぶりの宇宙旅行で降り立った星には、その器を利用した…

須田真梅
3週間前
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400字ショートショート「芽吹き弾く人」

まえがき たらはかに(田原にか)さんが毎週ショートショートの投稿イベントを開催されていま…

須田真梅
3週間前
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400字ショートショート「夕焼け当番」

前書き 「我ら朝を撃つ」のアナザーストーリーです。この話だけ読んでも大丈夫かと思います。…

須田真梅
1か月前
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400字ショートショート「金曜夜のオレンジバウム」

週末に行くカフェがある。きっちりとベストを着込んだ男の人がやっているお店だ。 コーヒーは…

須田真梅
1か月前
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400字ショートショート「オリオンに恋した乙女」

宇宙には網が吊るしてあるのをご存知ですか。細い細い銀の糸で編んだものゆえ、そちらからは見…

須田真梅
1か月前
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400字ショートショート「我ら朝を撃つ」

夜通し起きておく。そうして午前七時頃、太陽が細い光を放ったらすかさず撃つんだ。煉瓦の街へ朝が溢れる前に。 ダァン。手首に来る衝撃。 「ほら、今日も一発だった」 太陽を撃てば再び闇が来る。未来永劫夜を保つこと、これが私達の仕事。得られるものは夜明けに配られる悲しいニュースのない、安心の世界だ。 「ミア、この後は帰るの?」 同い年のリュカとはシフトも一緒。愛用のフードを被ると、彼は私を食事に誘った。 「カツレツがおいしい店。どう?」 「行く」 夜営用に買った膝掛けをショール代わ

400字ショートショート「泡の一生」

前書き ずっと行きたかった喫茶店で念願のゼリーポンチを食べることができました。 写真をあ…

須田真梅
1か月前
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400字ショートショート「十年後のハマナス」

noteさん10周年おめでとうございます! 感謝を込めてショートショートを書きました。 noteは私…

須田真梅
1か月前
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400字ショートショート「天気の目次」

二階には私専用の本棚がある。リスのブックエンドに挟まれた、大好きな恋愛小説を入れておく場…

須田真梅
1か月前
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400字ショートショート「人魚のコレクション」

いつからかハンカチを集めている。人間が海に落としていったもの。 手に入れても使うことはな…

須田真梅
1か月前
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