中小証券歩合営業から、大手マスコミ事業部への転職した私。マスコミ志望のキラキラ女子をさしおいて、なぜ、ダサい私一人だけ採用されたのか。面接官の元大手新聞社編集委員の支社長は、面接官の質問に答えた、私の言葉に、大笑いした。アメリカ株、株投資、米国株、ひろゆき、ユーチューバー 、宣伝会議賞、オンラインサロン、オンラインサロン運営、キンコン西野、起業家、一流クリエイター、広告業界、マスコミ業界、マスコミ就活、就活生、就活生はこれを見ろ、宣伝会議賞、この経験に学べ

私が新卒で、大手証券地方支店に入社したての頃は、バブルのバの字も
なく、いつも店頭はガランとしていて、時々来る常連さんと世間話をしたり、高額所得者名簿を見ながら電話や手紙で新規開拓する毎日でした。世間一般には「株なんて、危ないもの。証券会社なんてバクチの元締め」という常識があった頃の話しです。お客さんはそれほどいなくても、毎月、短大卒の窓口と営業兼業の私でも株式手数料を、月何百万も売り上げられていましたから、ネットの取引がない時代の証券会社は、顧客が少なくても、今と比べて稼ぎやすい時代だったのでしょう。

私は、結婚後、大手証券を退職して、結婚先の県に住みましたが、今度は新しい土地で、中小証券の営業の歩合契約社員として働き始めました。でも元の大手証券会社の顧客とも、大手証券の元同僚とも、連絡しあっていました。
丁度、NTT公開株が発売された頃で、いきなり、株式ブームが起こりました。今までは、一部の株好きの人しか顧客になかった株屋さんのイメージの証券会社だったのに、マスコミが財テク、とか言いだして、普通のサラリーマンや主婦の人も、NTT株を買ったのを皮切りに、株を買う、ということに、拒絶反応がなくなってきたのです。

何の株の知識がない人でも、人気の株をゲットできれば、一日で
数百万も儲かることもある、そんな時代がいきなり、来ました。

 そんなバブル真っ最中の中、
この株バブルの現象に疑問を持った人達がいました。
私を含め、バブル以前から株が好きだった人達です。
株の異常な上がり方に疑問を持ったわけではありません。もっとメンタルな意味での疑問でした。

実はバブル以前に株取引をする人の心境とは、私も含め、ちょっと面白いけど普通の仕事の人にちょっと後ろめたい賭事をしている感覚でした。
ましてや株で、何十万と儲かった時はもっと後ろめたい、口がさけてもマジメな仕事をしている人に儲かった事などを自慢できない、という暗黙の認識がありました。

 株屋さんのイメージの時に入社した私の感覚としては
たしかに、仕事は面白くてお給料が他の業種より高くても、もちろん、
職業に貴賤はないけど、私は人の役にはそれほど立っていない、ただお金儲けがちょっとうまいだけだ、パチンコがうまい人とそれほどの差がある訳ではない、人間の仕事の価値としてはやはり1個100円のおいしいパンを作っている人が上であろう、と内心思っていたわけです。

 しかし、バブルになり、マスコミが「株投資」を、「財テク」という
言葉が使いだしてから、正直言って、「これはマズイ」と思いました。

今までの後ろめたさが消えて、お金儲けがうまい人が表舞台でいばっている時代が始まったのです。
昔からの株仲間の間では、「株は面白いけど、決して人にいばれるようなもんじゃない。そんな人がマジメに仕事する人より尊敬される世の中になったら、世の中おしまいだよな」とみたいなことを、気の置けない顧客たちと
雑談していました。

 私は、バブルがきて、私達歩合の営業社員にも、超高飛車になってきた中小証券会社の本社のやり方に嫌気がさして、バブル絶頂期の証券業界をやめたのですが、その時の私のセリフは「博打のルールを勝手に変えるような本社の人間は信じられませんので、ここの支店の支店長も課長も同僚の皆も、
大好きだけど、やはり退職します」というものでした。

当時の、勤めていた証券会社の支店長からは
「昼の10時から4時まで働いて、こんなに主婦のお金をくれる会社がどこにあるんだ、お前、アホとちゃうか」と、私の顧客が高額所得者とが多かった
こともあり、ものすごく引き止められました。

なぜなら、私がやめると、私の高額所得者の顧客もこの証券会社と取引を
やめるという人が多かったからです。

当時、私の顧客は全員、すごく儲かっていましたから、皆、私が
辞めると知ると、私以外の人と株取り引きはしたくない、と言って
持ち株、全部儲けて売って、そのお金を銀行預金に変えました。

バブルがはじけたのは、私がやめて、その半年後くらいです。

その後、元同僚の話を聞くと、顧客も、自分達も、地獄を見たそうです。
バブルがはじけて、株も投信も、今まで大儲けしてきた金融商品
も大暴落、顧客からのすごいクレームで、心身ともに疲れ果てて
亡くなった元同僚のお葬式に行ったとき、その地獄絵の様子を教えて
もらいました。

証券会社の元同僚たちに、
「私たちは、あのあと、地獄をみたのよ、
あなたは本当にいい時にやめたわねぇ、私達もあなたと
同じ時期にやめればよかった」とすごく言われました。

私は、バブルがはじけるのを、予想していたわけではありません。
私が本社のやり方が嫌になったのは、
証券会社が、バブルになると、私達歩合社員の給料が高くなって
「歩合契約社員のおばちゃんらの給料が、正社員の課長職の給料
より高いのはおかしい」とかの理由で、いきなり、私達契約社員の
歩合率を3分の1に下げてきたことです。

バブル前の証券会社が、新規顧客の確保に苦労していた時は
「あなたたちは、歩合なんだから、頑張れば頑張るほど
お給料が増えるのだから、頑張って僕らより高い給料を
とってください」とか、課長とかもいってました。
でも、いざ、証券業界に、順調な風が吹いてきて
正社員より、歩合で給料が決まる私達のほうが高い給料に
なると、本社の人間が、正社員のプライドが保てないとか
言い出す。

株投資という、博打のような業界にいるのに、
まるで、自分が博打に負けてきたら
博打のルールを勝手に変える、という本社の人間は、
卑怯な博徒のようだと思いました。

「ここの本社のエリートたちは、
証券という博打業界にいる資格は、ない。
信用できない人と仕事をしてはいけない、と
いうのが、商売していた実家の家訓ですから」
と支店長に言って、主婦としては、異例の
高収入な職種だったのに、私だけ辞めたのです。

バブルが崩壊して、皮肉な事に、支店長から
「そんなカビの生えたような家訓で、こんな高収入を
捨てるなんてお前はあほか」と、と言われた
私と私の顧客だけが、バブル崩壊の大損を免れたのです。

賢い私の顧客たちは、私以外の人とは取引したくない
と言って、私が退社するバブル絶頂期に、全ての株を
売って、銀行預金にしたからです。

証券を退職後、私は高い給料だったから、高い失業保険を
もらってしばらく優雅に暮らそうと思っていたのに、
その証券会社を退職から、失業保険ももらう暇もなく、
大手マスコミの事業部に就職が決まったのです。

3月31日に証券会社を退職して、次の日の4月1日から、
大手マスコミの事業部に勤め始めたのです。

大手新聞社の子会社で、新規事業のイベント部募集
みて、イベントって文化祭のようなものかなぁ、
文化祭は、文化祭前に夜中まで看板を作ったり
色々準備したりして、楽しかったなぁ。

今までの株の歩合営業は、もちろん、仲間がいたけど、
仕事は、歩合営業なので私一人だけでする仕事でした。
でも、したことないけど、
大勢の仲間と一緒にする仕事も楽しいかもなぁ、と
思って応募したのです。

採用の電話をもらった時も、30人ぐらいいるイベントの
現場をつくる一人だと思っていました。

でも、採用が決まって、日曜日に、一度上司と顔合わせする
ということで、その大手マスコミの地方支社に行くと、
上司と、私一人だけなのです。

それで、大手新聞社から出向してきている、新聞記者の
上司に、私は、
「あれ?今日は他の人たちは、どこかのイベント会場
とかに行っているんですか」とか聞くと、

上司が、
「採用したのはあなた一人だよ」と言われて、
私は、のけぞるほど、驚きました。

「ええーーーー!事業部って二人だけですか?
二人だけで、何をするんですか」
上司と私だけで、事業部とか言っているのです。

上司が言うには、マスコミ(媒体)は、イベントの
企画立案するだけで、現場を仕切ってるのは
(つまり私が想像していた現場)は、取引している
広告代理店の仕事だそうです。

広告代理店がしている現場を、僕らマスコミは、
見ているだけでいいんだよ、と言われました。

でもそうすると、すごく疑問がわいてきました。
なぜ、私が一人、採用されたのか?
企画運営をいうことは、いわば、頭脳労働
ですよね。

体育会系の大道具を作ったり、イベントの現場社員で
大勢採用されたうちの一人なら、私が採用されたのも
不思議じゃない。

でも、一人しか採用されなかったとしたら、しかも、
体育会系じゃない、企画運営が主な仕事だとしたら、
なぜ、キラキラした若くて綺麗なマスコミ志望の人
や、高学歴の人じゃなく、キラキラマスコミ女子とは
まるで毛色が違う、私を選んだ?と。

私も不思議でしたが、社内の社員からも、
一緒に仕事する広告代理店の外部の人からも、
「何でこんなのを採用した?」
みたいな暗黙の声が、ビシビシ来ます。

いやー、普通なら、もっと若くて綺麗で賢い
キラキラ女子を採用するでしょ、
と誰でも思います。
採用された私自身も思いましたからw

社内の女子社員の多くは、明らかに自分達と
毛色が違う私を嫌っていて、
「主婦が色気を使って採用されたのよ」とか
陰口を言われる始末w

でも、その社内で一番高学歴な女性だけは
時々、昼休憩の食事に、誘ってくれました。

今まで、主婦が採用されたことはないそうです。

すごく自分も、他の人にも、私の採用は不思議
でしたが、一年後、もしかして私が採用された
理由は、これだったのかも!と思うことが
ありました。
また有料記事で書きますが、めちゃくちゃ
スピリチャルな内容です。

でも、今回は、
元、大手新聞社編集委員の支社長がなぜ
私を採用したのか、を考えてみました。

面接している支社長に聞かれた質問、と、
その質問に、思わず私が言った答えとは、
そして、それを聞いた、面接官の支社長は
反応は?
そのやりとりは、下の有料記事に書いています。

そういえば、
証券会社にいる時、忘年会のあと社員達と一緒に行った
その地方一番の、高級バーのママに、
「あなたは、頭のいい男性にモテる、10万人に
一人の逸材」と言われたことがありますが、
当たっていたかも。

(そのことは、別の有料記事にして書いています。
興味のある人は、私の記事の中から探してください。
それにしても、高級バーのママの目利き力、観察力は
すごい。
その高級バーで数時間すごしただけなのに、
私のある行動をみて、すぐにそれがわかったの
だそうです
そのママにいわれるまで、自分がそんな行動をして
いるとは、自分でもわかりませんでした。
無意識の行動なので。)

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