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現役医学科合格 ゴールデンウィークの受験勉強

子育て回想備忘録44

長男が高校3年生(受験生)の時のゴールデンウィーク期間の勉強内容を回想しようと思います。

長男は、勉強も部活動も学校行事も自主的な取り組みも活発な公立高校出身です。
長男は、全てを一生懸命に取り組んでいました。
学校での成績はまずまず、楽しく高校生活を送ってくれていて喜んでいました。

しかし、ゴールデンウィーク前の時期に返ってきた模試の結果を見ると物理ができていないことがわかりました。
我が家では、試験の結果がでると、息子たちにできなかったところの理由を説明してもらったあと解決策を一緒に考えて実行してきましたが、どうやら、物理はうまくいっていなかったようです。

そして、ゴールデンウィークを迎えました。
長男のお友だちは、ゴールデンウィークに、まとまった休みになると学校から出される大量の課題に加えて、受験対策として、学校でわたされている発展問題集に取り組むと言っていたそうです。

もちろん長男もそのつもりでした。
「いやいや、それは得策ではないのでは?基礎問題集をやり直そう!」
「いやいや、僕は発展問題集をやる!」
「いやいや…」「いやいや…」
「ためしに基礎問題集を解いてみて。」
「う~ん…出来ないところがある。」
「これはまずいね!」
こんなやり取りの末、
長男は、基礎問題集に取り組むことにしました。
「やるからには、完璧にやる!」
と長男は宣言して、計画を立て一生懸命に取り組みました。

この結果、基礎力がつき、この後、どんどんできるようになりました。センター試験では満点を取ることもできました。

どうしても、高校3年生のこの時期に、基礎に戻ってやり直すのは勇気がいることだと思います。
今ごろ、基礎をやっていてはどんどんおいていかれるのでは…
まわりのお友だちが発展問題に取り組んでいるとなると焦りもでます。
しかし、何事も基礎が大切です。
心の整理をつけて基礎に戻ってくれて、本当によかったと思います。

大学に受かった後、長男から聞きましたが、
「やっぱり、あのときは基礎に戻るのは勇気がいったし、焦っていた。でも、相談して、基礎に戻って、きっちりと積み上げられてよかった。
ゴールデンウィークに基礎問題集してたって友だちに言ったらみんな引いてたよ。」
と言っていました。

受験生のみなさん、この時期はまだ基礎に戻っても大丈夫ではないでしょうか。
自分の弱点を冷静にみてやるべきことを考えて取り組むと先に繋げていくことができると思います。
模試の結果は点数や判定にのみに注目せず、間違えたところと模試の結果に書かれたコメントを参考に今の自分の弱点を知り対策を練る!これは経験から有用だと思っています。

「おうち時間」を有効活用して、まわりがしている勉強ではなく自分の勉強を考えてお勉強頑張ってください。

あ、「子育て回想備忘録」のはずが「受験生応援備忘録」になってしまいました…笑

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