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センター試験当日

子育て回想備忘録36

我が家の長男が高校3年生だった時のセンター試験当日の様子を回想しようと思います。

子育て回想備忘録35でも書いたように、長男は「この1ヶ月、センター試験に対してやれるだけのことをやった!」という気持ちがあり、1日目は緊張してはいたものの颯爽と試験会場へと出発していきました。

1日目の地理、国語、英語は、まずまずのできでほっとした様子で帰ってきました。

2日目は数学IA、数学2B、化学、物理でした。
2日目は朝から1日目と違って長男はかなり緊張している様子でした。
1日目に続き、2日目もあいにくお天気が悪く気分もマイナスに持っていかれそう…
なにか声をかけるべきかと思っていると、厚い雲に覆われた空から、突然、リビングに置いてある長男の机に向かって光が差してきました。
家族みんなで本当にびっくりしました。
こんな不思議なことがあるのか。
「これはおひさまも応援してくれている!」
「落ち着いてね。自分を信じて。」
と送り出しました。

2日目を終えて帰ってきた長男は、
「頑張ってきました。たぶん大丈夫。」と。
しかし、話を聞いてみると、いつも良くできていた数学2Bができなかったとのこと。
数学2Bが終わったあと、長男がかなり落ち込んでいると、後ろの席の友だちが真顔で、
「次の化学、物理で挽回すればいいよ。」
と声をかけてくれたそうです。
長男は
「自分も大変なのに冷静に声をかけてくれるとは、びっくりした。おかげで気持ちの切り替えがすぐできて、化学、物理は冷静に解けた。」
と。
彼(この友だち)とは高校3年間仲が良く、高校の難題な取り組みに一緒に取り組んできた仲間です。
この友情に長男も感謝していたであろうし、親としてもとてもありがたく思いました。

そして、自己採点。
インターネットで解答が発表されるまで、夕食をとることにしました。
頑張っている長男のためにいつもより奮発して少しいい牛肉ですき焼きをと用意しましたが、家族全員緊張して、すき焼きの味は全くしません。
食事の途中で解答が発表され自己採点。
問題の数学2B、いつもよりは良くなかったけれど思いの外点数が取れていてほっとしました。
とはいえ、油断はできない。
化学と物理でどれだけとれるか。
まだ、解答の発表はなく、食事に戻りましたが、やはり味は全くしません。
そうこうしていると、
化学、物理の解答が発表され、自己採点。
家族全員で自己採点をする長男を見守りました。なんと物理は満点を取ることができていました。
結果、
全体で満点の92.1%得点することができていました。
これで志望校に出願できる、
長男はほっとした様子、
家族もほっとしました。
それから、鍋の中で冷えきったいつもよりいい牛肉のすき焼きを家族で食べました。
今思えば、ちゃんと温めれば良かった!

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