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ガチャガチャの仕方がわからない息子たち

子育て回想備忘録32

ある日、家族で大型スーパーにお買い物に行ったら、ガチャガチャが沢山並んでいました。

息子たちは、一度もガチャガチャをやりたがったことがありませんでした。

しかし、この日は、息子たちは大好きなレゴのガチャガチャを見つけて、はじめて、
ガチャガチャやりたい!
と言いました。

私としてはガチャガチャを息子たちがしたがると意外に高い価格が我が家の家計を圧迫するのではと、この日まではガチャガチャの存在を息子たちに気づかれないようにその前を早足で通っていましたので、
『え〜…きづいちゃったの〜』
と思いました。

しかし、よく考えてみると、
息子たちはガチャガチャをしたことがないまま小学校高学年になっていました。

『う〜ん、今日は、初ガチャガチャ記念日として一回回させよう。
え〜っと、一回300円、レゴのフィギュアか〜。普通にレゴショップで買ってもそれくらいはする!』

「じゃあ、今日は初ガチャガチャ記念日としてガチャガチャ体験をしよう。」
と息子たちに話かけて、
私は、思い切ってお財布から百円玉を6枚出し、息子たちに渡しました。

「あ、お母さん、いいよ。二人で一回で。」

『!!私がガチャガチャは意外に高いなぁと思っていることが息子たちにバレている。もしや、ずっと回したかったのに我慢してたのかなぁ…なんていい子たちなんだ』
と心の中で感動しながら、

「いいよ。ひとりずつ体験!」

そして、いざ、
初ガチャガチャ!

??
「え〜っと?どうやって回すの?どうするの?」
「多分こうだよ!」
と息子たちは迷いながらチャレンジ!

ガチャガチャ!!丸いカプセルが飛びだしてきて、
「ヤッター!」
「何が入ってるかな?」

カプセルを開けてレゴフィギュアに大喜び。

『うんうん、こんなに喜んでるなら良かった。』
と思っていると、

お父さんに連れられた3歳くらいの女の子がやってきて、無言のまま、
カチャッと百円玉を入れ
ガチャとレバーを回し、
サッとカプセルをとり、
パッとお父さんにそれを渡し、
中のおもちゃを受け取ると、
さらに無言のまま、その場を去って行きました。

!?

その数秒間の様子を見た私たちは、ポカーンとしました。

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