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マガジンガーZ Vol.007 発信!


保険証「来秋に廃止」 首相、マイナ移行延期せず

岸田文雄首相は12日、現行の健康保険証を予定通り2024年秋に廃止すると表明した。マイナンバーカードと一体にしたマイナ保険証に移行する

日本経済新聞 2023年12月13日

この類で「何をしたいか」を考えた時、マイナであれば「私の健康」で完結できると思うのです。今の「保険証」は保険者が発行する「被保険者である証」でしかなく生涯の健康記録には成り得ず、「お薬手帳」に至っては義務ですらない。ちなみにマイナ保険証問題を拗らせた「他人のマイナンバーに紐づいた」件は8351件(全体の0.01%)だったそうで、該当者には当然ケアが必要ですが、この発生頻度で全体の受ける利益を止めてしまう事は許されないと思います。誰だよ?騒ぎ立てたバカは

学び直し助成、7年で12倍 厚労省、対象講座6割増へ

人生100年時代を迎え、リスキリング(学び直し)が活況だ。厚生労働省の2022年度の関連助成金は7年前の12倍に増えた。厚労省は支援対象の講座数をデジタル関連を中心に25年度までに今より6割多い300以上に拡充し、助成金も上げる。デジタルや医療分野に労働移動を促す

日本経済新聞 2023年12月13日

これまでは「ジョブローテーション」など企業が担っていた「学び直し」を個人責任で行うように仕向けているのが今の施策で、企業に人生を預けないという覚悟が求められているという自覚も必要ですね。その上で「これまでは出来てきたけど、これからは出来なくなる事」と「これから求められる事」を見極め、そこに一転集中しないと「リスキリングのリスキリング」はちょっと難しい。記事中では人気資格として「キャリアコンサルタント」が挙げられているけど、これなんか「キラキラ名称」でかつ具体的アウトカムは相談者にある訳なので人気なのだろうけど「金を払ってまで貴方に相談する理由」を見極めないと単なる遠回りですよ。人気ってことは競争は激しいだろうし

部下のキャリア支援は自分の言葉で

コーチングやカウンセリングなどのコミュニケーションスキルを高めましょう。部下は往々にして『この仕事じゃないんだよな』『このままでいいのかな』と思っているものです。話を聞きながら得意分野とやりがいを感じられる仕事を一緒に模索して、自己理解を手助けしてください。断定口調で一方的に伝えると、Z世代は相談相手にならないと見切り、心を開かなくなる傾向があります。若い世代には、自分の思いをきちんと受け止めてくれていると感じてもらうことが大切です。話を聞く姿勢が伝わるだけで、不安が和らぐはずです

日経産業新聞 2023年12月14日

SNSでは「自己承認欲求のこじれた人」が溢れているように、ここに書かれている内容は特にZ世代に固有のものではなく、全ての人で「自分の思いをきちんと受け止めてくれいていると感じられる」状態を欲していると思います。そして組織でそれを管理職に求めても、その管理職自身が組織から「自分の思いが受け止められている」と感じられないなら部下に対してだけそれを発揮するのは難しいのではないかと感じます。先の「リスキリング」もその辺りにフォーカスするのも良いかと思いますが、話を聞くだけだと「話は聞いてもらえたけど、それで?」ともなりかねず、昭和~平成のマネジメントではその辺りを全てお金で解決してた気がしますが令和の時代にそのような余力もなく、傾聴力だけが強化され問題が明確になったその先の解決はどうするのだろうね?と要らぬ心配をしてしまいます

企業の不祥事、組織風土どう変える?

日本で注目を集める企業不正は、健全な組織風土があればそもそも起きないか、より早期に対処できたものが多い。裏を返せば不健全な組織風土が原因になっている。『コンプライアンス意識の欠如』や『風通しの悪い風土』などと言われる事があるが、なぜそのような価値観や行動様式となっているのか、より解像度を上げて分析する必要がある

日経産業新聞 2023年12月13日

「宜しくないこと」や「不正がまかり通っていること」を指摘しても、そのことで罰されないという組織や風土が求められると思う一方、「俺の正義」でなんでも一刀両断されたり騒がれるのも困りもので「コミュニケーション」の大切さがここで強調されるわけでもあります。その「コミュニケーション」が成り立つ組織と言ってもまたその一方で「生産性」が求めれてコミュニケーションに割く時間が無かったり、やみくもに成果を求められたり。先ほどの「リスキリング」で人気と書いた「キャリアコンサルタント」はこのような現場でこそ必要になるかも知れません。例えば人事評価に部外者のキャリコンを組み込むことで「客観性と公平性」を担保するとか。「風通しの『風』ってなに?」を組織ごとに明確にして、そこに取り組まないとね。何となくふんわりと「現場と管理職」に丸投げされても困るよね

都内の大企業社員「毎日出社」5割超 増加傾向、7月調べ

野村総合研究所は、東京都内の大企業に勤める会社員の働き方などに関するアンケート結果を公表した。「毎日出社している」と回答する人が過半数を占め、出社頻度が「週3日以上」と回答した人まで含めると7割を超えた

日経産業新聞 2023年12月13日

「新しい働き方」とか、生活様式ってどこに行ったのでしょうね?通勤電車は以前の様に混み始めているし都内では新築オフィスビルが相変わらず目立つし、なにかそのような「出勤しない事の社会的損失」にフォーカスする力が働いているような気がします。地方移住とかリモートワークって単語が目立たなくなってきた気がします。一時期言われていた「仕事デザイン」とか、「場所ではなく結果でしょ」的な風土も突き詰めると「だったら組織人ではなく個人事業主でいいじゃん」とも成りかねず、この「出勤する事」は「オフィスに集まる事の理由と価値」を組織と従業員がお互いに考え直す時期なのかも知れません

20代前半の早期転職、実態は? 若手不足の企業、受け入れ

就職情報会社のディスコ(東京・文京区)が社会人1年目に行った調査では、22年に入社した人のうち約4割が「転職活動中」もしくは「転職活動はしていないが検討中」と答えた。転職を考えている人のうち58%が「キャリアパス」に不満を感じており、「仕事内容」「給与・待遇」といった他項目よりも割合が高かった

日経産業新聞 2023年12月13日

これをニュースとして取り上げる価値があるのか?というのが一つ目の疑問ですが、転職を検討する理由が「キャリアパスに不満」とあり、でもそれはその会社に入らないと見えてこない実態でもあり、それを理由に別の会社に移って、孫会社で「必ず満足できるキャリアパスが用意され、適応される」事は保障されていない事に気が付いているのかな?ってこと。あと一つは「若手不足の企業が受け入れている」とあるけど、そのような会社は新卒採用をしていなかったのか?それとも「キャリアパスに不満な第二新卒を受け入れるほどのキャリアパスがあるのに新卒では学生から受入られなかった」という妙な話が存在すると言う事で結局は単なる「新卒採用のアンマッチでしょ」と結論付けるしかなく、そんなことはいまさら言われても昔から脈々と存在する事で、更にキャリアパスなんて変数が多すぎて「絵に描いた餅」にしかならないのではないかな?と言う事。だったらここでも「キャリコン」が新卒社員に強制的に面談する制度でも採り入れ、不満と不安をキャッチアップする制度でも作った方がよほど実効性があるような気がします

浮世亭から

この週末、実家に帰って参りました
コロナとか色々あって4年ぶりの実家で母親との会話です
今、アニメでやっている「葬送のフリーレン」は亡くなった人との対話を求めて天国を目指す物語ですが、そんな冒険をしなくても少しばかりのお金と時間で「今、会える」のだから、もっと会っておかないといけない!と強く思いました
皆さんは親孝行してますか?

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