浮世亭ちょろ松(Bullshit Detective)

人と医療を「つなげる社労士」として開業。「つなげる」ことが得意。なんとなく気になること…

浮世亭ちょろ松(Bullshit Detective)

人と医療を「つなげる社労士」として開業。「つなげる」ことが得意。なんとなく気になることを「気になるよね」って呟いていたら『Bullshit Detective』という二つ名を頂戴する。ベンチャーの開業支援が得意技。「やりたいこと」と「やるべきこと」を『つなぎ』ます

最近の記事

マガジンガーZ Vol.012 発信

先週は休んじゃってごめんなさい 政府、1200万人に金融教育 FPなどから講師認定 どうしたのですかね?これまで長年、「預金」と「タンス貯金」を良しとしてきた政府がこの姿勢。「モノ経済」からの脱却でしょうか?それとも単に年金制度をさらにコンパクトにして「自己責任枠」の拡大でしょうかね? KPIにしても次は教育を受けた1200万人が具体的に金融市場にインパクトを与えてナンボですから、それなりに追いかけてくるでしょう。考えられるのは「マイナンバーカードを使った受講記録の保存と

    • マガジンガーZ Vol.011 発信

      新聞をスクラップ始める段階では特にテーマは決めず、気になる記事を集め全体を俯瞰して編集するってのがマガジンガーのスタイルなのですが、今週は結果的に「人手不足とか健康とか」って内容になりました 人手不足 滞る設備投資 計画未達12年ぶり水準 世の中の仕事は今でもやはり単純に「そこに人がいて初めて出来る事」の方が圧倒的に多く、そこに人がいなくては話にならない。ついでに言えば高齢者や女性の活用も声高に言われますが、現場の感覚だと「ウチだとちょっと難しい」と総論賛成各論反対状態。

      • マガジンガーZ Vol.010 発信

        医療・介護費6割膨らむ 40年に27兆円不足試算 現役負担なら1人年46万円増 この類のニュースは結局「誰のため・何のため」なのかニュースの背景を考えないとメッセージを誤って受け取ってしまいます。現役世代の負担が増えるということは基本、折半負担している企業の負担もそれだけ増加するわけで多少の業務改善では賄いきれない負担増になるでしょう。ということは「給付を減らす」が一番わかりやすく、ただ次のニュースにあるようにサービスの費用を下げる事は現実的ではなく、結局「現役の間に準備

        • マガジンガーZ Vol.009 発信

          契約書AI審査、業界慣習に対応 AIに仕事を奪われるは当初から言われていたように、頭脳系・独占業種で攻めてきましたね。実際に手足を動かすことに比べて「考えること」は代替しやすいですから。この後に続くのは例えば例えば社労士であれば、社員の入退職の手続きや給与計算、更に労災系。あとは就業規則系の「変数の多い情報を定型フォームに落とし込む」業務。これをチャットベースで展開されたら社労士は死ぬわ 一方、同じ社労士でも年金系はあまり影響は無く、これは医療機関や相談者を「巻き込み」、

          マガジンガーZ Vol.008 発信

          「ライドシェア」来春限定解禁 タクシー不足の地域・時間帯で どうしてライドシェアが求められるのか?を考えると、その管理をタクシー会社に任せるのはどう考えても変な話だと思うのですわ。活用度が上がればそれはタクシー会社の問題点を明らかにすることに外ならず、となるとタクシー会社としては「市場に要望はあるけど会社としては手を付けたくないところ」にだけ都合よくライドシェアを「導入・活用」するパターンで深夜とか過疎地域、マイナーな外国語対応やエリア的に問題のある地域など。それら地域で

          マガジンガーZ Vol.008 発信

          マガジンガーZ Vol.007 発信!

          保険証「来秋に廃止」 首相、マイナ移行延期せず この類で「何をしたいか」を考えた時、マイナであれば「私の健康」で完結できると思うのです。今の「保険証」は保険者が発行する「被保険者である証」でしかなく生涯の健康記録には成り得ず、「お薬手帳」に至っては義務ですらない。ちなみにマイナ保険証問題を拗らせた「他人のマイナンバーに紐づいた」件は8351件(全体の0.01%)だったそうで、該当者には当然ケアが必要ですが、この発生頻度で全体の受ける利益を止めてしまう事は許されないと

          マガジンガーZ Vol.007 発信!

          マガジンガーZ Vol.006 発信

          無人タクシー、米を二分 GM傘下の事故、反対派に勢い 日本じゃライドシェアの是非について論じる空気がようやく生まれ、一定条件の下でならライドシェア導入も止む無しという空気も出てきつつある程度。ところが既にアメリカでは具体的事例が示されているわけで、せめて同様の事例が日本で起こった場合の業界の対応を例えば「日曜討論」のような場で議論されたという話も聞かず、例えば「日本では自動運転は自動車専用道でのみ許可する」か指針を出すとか、何か動きがあればよいのですが何か遠い話のような扱

          マガジンガーZ Vol.006 発信

          マガジンガーZ Vol.005 発信

          宝塚21年に労基署勧告 スタッフ休日勤務で指摘 例の事件のあとで労基署ですから劇団員がターゲットかと思えば、専門業務型裁量労働制のスタッフが対象だったのですね。ちなみにこの辺り、ヅカファンの方々の間では常識かもしれませんが、劇団員は入団5年目までは単年度契約の契約社員、6年目以降は個人所行主として業務委託契約を締結しているそうで、そうなると「パワハラ」やら「長時間拘束・労働」は直接の論点にはなり得ない感じがするのですが、この辺り契約形態ではなく「実態としての労働」をターゲ

          マガジンガーZ Vol.004 発信

          宝塚歌劇団に立ち入り 兵庫の労基署、俳優死亡で 宝塚歌劇団と労基署って組み合わせも新鮮ですが、劇団員の方々は「どこまでが管理監督下の行為」なのかが一つ、争点になりそうです。いわゆる「自主練」と、仕事としての稽古。厚労省の「労働時間の考え方:『研修・教育訓練』等の取扱い」によれば「労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいいます。・使用者の明示または黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は、労働時間に該当します。」とありますので、今回の労基署判断は今後

          マガジンガーZ Vol.003 発信

          海外新薬、国内で早期承認 日本人の治験廃止 この記事だけを読むと厚労省が妙なハードルをつくり新薬の導入を妨げてきたと読めそうですが、当初の(旧)厚生省の意図は「国民を守るため」だったのでしょう ただ制度を定めた当時と現在ではデータの正しさを証明する仕組みが大きく変わり、人種間での「薬の効き目の違いや、その理由」なども明らかになり、わざわざ「日本人への安全性を確認する」意味も薄れてきた中、ルール見直しのタイミングを逃し続け今に続いたのではないでしょうか そして厚労省も製薬企

          マガジンガーZ Vol.003 発信

          マガジンガーZ Vol.002

          介護費膨張、20年で4倍 医療・年金に比べ伸び突出 この記事にはいくつかモノ申したいところがあり、まず医療・年金との比較。00年の年金は40兆円、医療は20兆円をそれぞれ超えている事に対し、介護費は3兆円。いくら介護費が「4倍」になっても、医療や保険の伸び率にすら追いつかないのです。ここを単純に「4倍」とキャッチーに扱うことの意味。介護費用が伸びてはダメなのでしょうかね? 年金は加齢とともに自動的に給付されるものですが、医療と介護はある種「バーター」な側面もあるかと思いま

          マガジンガーZ Vol.001

          「薄毛」治療 契約は慎重に  法解釈の抜け穴を狙ってコンサルが始動したのですかね?外科的侵襲がない内服治療だけだから医療機関のリスクは低く、しかも途中解約でもクーリングオフの対象から外れているので確実に売り上げにつながると 不思議なのは、薄毛治療が自由診療だからといって「クーリングオフ」を検討したくなるような「前金」制度にしていると言う事、それを患者も受け入れていると言うこと  「薄毛」をまるでクーリングオフが適応となる美容医療と同類の医療行為っぽく見せて、患者が勝手に「

          毎度ごひいきに。浮世亭ちょろ松です

          ご挨拶 浮世亭ちょろ松と申します 大学では茶道部に所属する傍ら、部室がお隣さんだった関係で出入りしていた落研で「チョロ松」という高座名を頂戴。お気に入りです なにのヒト? 元々は医療系の営業マンをしていました。いわゆる「MR」ってヤツです。その頃の製薬業界の営業はshare of voiceと呼ばれる声のデカさで優劣を競う、とても乱暴なマーケティングを展開していました。お医者さんゴメンナサイ 「せめて仲間内だけでも世の動きを学んでおこう」と作り始めたメルマガがきっかけ

          毎度ごひいきに。浮世亭ちょろ松です