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出かけてきたよ⑩(鎌倉・江の島)

いつものように、朝早く目が覚めた。
鎌倉で朝ごはんを食べに行くのは、はじめて。
ワクワクしながら、ゲストハウス近くにある朝ごはん処へ。

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地元野菜市場を過ぎると、そのお店。
手前からでも、良いエネルギーを感じる。
たくさんのファンが集うところなのだろう。

私と家族は、タイミングがとても良かったようだ。
ぽっかりと一つだけ、テーブルが空いていたので、待たずに入れた。

私達の後にはすぐ、大勢の人の列ができていた。
次の予定もあったので、少しでも遅かったらその日の朝、
私達はそこで朝食を楽しむことができなかったかもしれない。

The和定食の朝食が楽しめる。
五穀米、お味噌汁、卵、鮭。全てが体に沁みとおる美味しさ。

お腹も心もいっぱいになった後、鶴岡八幡宮へ。
お人払いされた境内が清々しい。早朝の参拝は、はじめて。
今回の鎌倉の旅は、はじめて尽くしだ。

その後、浴衣に着替えて。
待ち合わせのカフェに行く。
笑顔のトオルさんに、再会。

美味しいコーヒーを楽しみながら、徒然話。
これだけでも、心一杯になる楽しさ。

https://www.instagram.com/coffee_ogata/

今回の再会は、江の島で和装でのフォトセッションのため。
これも、一年以上前に私が出した希望通りだ。
前回のフォトセッション直後、
「次回は、海を背景に和装の私を撮ってください。」と希望を出した。
それが2回目にして、全て叶う。

トオルさんとは、縁があるのだと思う。
お会いしようかな、と思うと、ピタリと互いのタイミングが合う。
~したいな、できたらいいな、がどんどん実現する。

ご機嫌なまま、江ノ電に乗る。
ほどなく、海が見えてきた。テンション上がるなあ。

江の島、はじめまして。ここは、龍神様がいらっしゃる地。
私が訪れた感は、「テーマパーク」。
たくさんの人が集まり、賑やか。
しらす丼と海苔羊羹が、おいしかった。

再び江ノ電に揺られて、鎌倉に戻る。
トオルさんおすすめの寺院に、ご挨拶。
こちら、とても素晴らしいところ。
境内を歩むと、自然と静かな笑顔となる。

この妙本寺は、比企家の菩提寺。
比企家は、鎌倉幕府の有力武家であったが、陰謀により族滅。
一族の館跡に、唯一生き延びた比企能本が、この寺を建立した。

境内には比企一族の供養塔とおびただしい数の墓がある。
私が受けた印象だが、この境内は穏やかな静寂に包まれた清い場所だった。
族滅された怨み、悲しみなどの陰湿なものは、感じられない。

幼子に至るまで、比企家の人々は一瞬にして殺された。
命を奪われた理不尽なことに、「怨み」を感じなかったのか。
各々の死を、どのように捉えたのだろう。

境内で感じたのは、「静かな祈り」
恨み悲しみを引きずることより、
どのようなことになっても、この世が安泰となることを、
とても高いレベルで、比企家の人々は願ったのだろう。
雨雲に覆われた空の下、澄んでいる気を受けながら、想像した。

この日はもう一度、八幡様にお呼ばれ。
タイミングが良いことに、日本遺産「ぼんぼり祭り」が開催されていた。
日没後、境内にあるぼんぼりに火が灯される。
神事に続き、舞殿では舞が奉納されていた。
夜のとばりの中、ぼんぼりに火が灯されていく。
そこかしこの、光。
その様は、とても美しかった。

八幡様を後にして、道すがら出会った琉球料理処へ。
その日一日に、祝杯。
シークワーサー、泡盛ベースのドリンクが、心地よく染み渡る。

いや~、楽しいなあ。楽しい。
チャンプル―、ジーマミー豆腐などの料理を楽しみながら、
トオルさんの旅話をうかがう。
まるで自分が今その地に、ご一緒しているかのよう。
世界中には、光満ちた地がある。
お話を通じ、その光と瞬時に繋がる。

旅したいなあ。いろんなところに。
おっと、そういえば、鎌倉に旅行中だったっけ。

トオルさんとの帰り道は、同じ方向。
次回お会いした時の約束をして、その日をおひらき。
この約束、叶ってしまうような気がするのです。
トオルさんは、別地に暮らしているような気がするし。
どんな形となるのでしょうね、楽しみです。

充実した一日に、感謝。
明日の楽しい予定にワクワクしながら、眠り落ちた。





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