世の中には無数の対義語がある。「明暗」「強弱」「虚実」「陰陽」「勝負」「寒暖」「愛憎」「大小」「阿吽」「善悪」「仏鬼」等々推挙に暇が無い。

「相反する2つのもの」

先日その片鱗を垣間見ました。

それは…「愛には仮初めの偽りがあっても、憎しみには決して偽りはない」と…  自分の心は御し難い。まして他人の心なら尚更の事…

人には大小必ず「裏表」が存在する。

「仕事の顔」「プライベートの顔」「家族の顔」「隣人の顔」「父親の顔」「夫の顔」…

見える部分はまだいい。

心の中の裏表はどうなのであろう。
幾ら自分を偽っても本当の自分は偽れない。その事は知っている筈。

裏の自分を出し続けているから、ストレスになり肉体面、メンタル面に影響を及ぼす。自らを偽り演じ過ぎているのであろうが無理は決して続かない。

裏表のない自分、素の自分を出し続ける事は果たして出来るのか？

答えは「極めて難しい」である。

上述の通りではあるがいつ如何なる時でも心の平静を保つことが出来れば或いは…解決への一縷の望みでは…

ぶれない・動じない心を手に入れるにはまだ「知恵」もないし、とても成し難い事。向学心や探究心、修行や鍛錬、忍耐も必要であろう。

もう少し己を見つめ直し、前進出来る何かを見い出してみたい。色々な事を見聞きし、使い古した言葉ではあるが失敗を恐れずに勇気も持って体感・体験していきたい。

「勇気」と「無謀」は紙一重…諸刃の剣になり得ることも弁え、酔狂では無く水鏡な心持ちで模索していきたいものである。いや、していきます。

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