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e-sportsがスポーツらしくなってきた

この文章の要点
・プロスポーツ選手のe-sports参入により、e-sportsがよりスポーツらしくなってきた
・ゲーム性能の向上により、この流れは加速すると予想
・e-sportsの世界もより厳しいものになるのでは

昨年、下記のnoteを投稿したが、どうやらそれらしい時代に突入したようなので、追記してみる。

プロスポーツ選手がe-soprtsに参戦

今、世界中でのCOVID-19の影響により、外出自粛、Stay homeが余儀なくされている。そんな中、一部のプロスポーツ選手たちは、自分たちの競技のゲームをネット上にアップし始めている。
これ自体は、シーズンオフのいわば”おあそび”として、これまでにも行われてきていたが、長期の休止が見込まれる中、本格的なe-sportsへの参戦の流れも創出されてきている。

そんな中、下記のような記事を見つけた。

結論から言えば、プレイ時間15分の初心者がプロスポーツ選手のことである。とは言うものの、これまで「ゲーム内で」何百時間と練習を重ねたプロe-sports選手が、「現実で」何百時間、「ゲーム内で」15分の練習を重ねたプロスポーツ選手に負けてしまったのである。さすがに15分ではないだろうが、問題はそこではない。

ゲームと現実が似てきている

こんな事態が起きたのは、スポーツ選手がすごいから、である一方、記事内のコメントにも書いてある通り、以下の条件が揃ってきているからだと考えられる。
・ソフトの進化:ゲーム内で現実の挙動(アクセルやブレーキ、カーブの慣性といった動き)が忠実に再現されている
・ハードの進化:ゲームを操作するためのツール(モニターやハンドルなど)が進歩している

ただし、まだすべてのスポーツで起こることではない

しかしながら、改めて考えると、F1という少々特殊な”スポーツ”だから、現在の技術でプロスポーツ選手が勝てたとも考えられる。なぜなら、元々F1はリアルに走ったり、ドリブルしたりするようなスポーツではなく、五感で状況を察知し、身体外の機器を操作することに主眼が置かれているからである。当然、体力は必要であるのだが。

ソフトの進化はどのスポーツゲームでも起きている一方、リアルとゲームの明確な違いは、実際に体を動かすか、という点が大きい。仮にゲーム操作を体で行った場合、ある意味スポーツ選手の圧勝となるだろう。

とは言うものの、たとえばVRのような世界に入ることが出来て、純粋なスポーツのコツや戦術だけで戦う状況となった場合、今のe-sports選手はプロスポーツ選手に勝てるのだろうか。

そのような技術が発展したら、引退後の選手がプロe-sports選手として活躍する将来が来るかもしれない。

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