【少年・青年小説 食シリーズ】「東京に食べるためにやってきた①~鍋で食べるマルちゃんのタヌキうどんの話~」
ユキオは今日、上京した。
四畳半、キッチン付き、共同トイレ、共同玄関の2階だ。
窓は、南側で明るかった。
家具は自分で東京で買うことにして、親からお金だけもらっていた。
とはいえ、なべや日用品などは段ボールであらかじめ送ってもらっていた。
大家さんにあいさつしたあと、部屋に入った。
夕方近くだったことに気づいたとき…電灯を買ってなかったことにやっと気づいた。
あらかじめ、部屋には100ワット電球がついていたので、真っ暗な夜になることはなかったが、夜に近づくにつれて暗く