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子育てが辛かった私が今保育の仕事をしている理由(その4)

前回は、子育てが辛かった背景について書きました。
そんな中でも、子育てを楽しく過ごした時間もあったことも書きました。

そんな日常生活を過ごしていく中で、「あれ?」と感じる変化がありました。

それは、ご近所の保育園の子ども達が遊んでいるところに出くわしたり、小さいお子さんを連れた親子を見かけたときに、
「子ども、かわいいなぁ」
と感じることが少しずつ増えてきたからです。

自分が子どもを産んで母親になる前は、そもそも、子どもは好きじゃありませんでした。
とくに、ぐずっている子ども。
見かけるたびに、イライラしていました。

そんな私だったのに。

私に、よそ様の子どもが可愛いと感じる気持ちがあることが、驚きでした。
「え?何だろう。私がそんな気持ちになるなんて。うそ。信じられない。私はそんなキャラじゃない。」
と、しばらくの間は、自分の気持ちの変化を受け止めることができませんでした。

でも、子どもを見かけるたびに、
「う、あざとい…」
「う…かわいい…」
「いや、かわいいんだけど…」
と感じる自分がいるのです。

そう、そうなんです。
いつの間にか、小さい子を見かけると、
「うわ、かわいい~」
と思う私になっていたのです。

とはいえ、
当時の私は、フルタイムの正社員。
保育とは全く異なる分野の仕事をしていました。
時々残業もしながら、忙しく働き、子ども達が学校を卒業して自立するまでは頑張らないと!

という状況であり、保育の仕事をしようとか、保育の資格を取ろうとか、そんなことは一切思いませんでした。

ただ、

小さな子ども達が何だか可愛く感じるようになった。


これが保育の仕事をする動機の小さな芽吹きだったような気がします。

つづく

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