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どうして私たちは「積読」をするのか、考察してみた。

 読書家かどうかを一発で見分ける言葉「積読」。
 読みたい本を買っておいておく事。
 本好きの間では当然の様に使う言葉。

 じゃあ、どうして積読するんだろう。
 「読みたい本かたっぱしから買ってたら溜まるんだよ」じゃ、つまらない。

 だから考えてみた。

●結論:簡易本屋をつくり、「選ぶ」がしたい。
●理由:「選ぶ」と「読む」は、それぞれ別々の行為だから。

●説明
 読書という行為は「選ぶ」と「読む」に分けられる。

 ちなみに「買う」についても考えたのだけれど、図書館で借りる、という選択肢もあるし。

 読書家以外でも買うをする人はいて例えばインテリアで洋書を買ったりとか、いつか読めたらいいなとそもそもすぐ読む気がないコレクション枠があるから今回は除外。

 で、「積読」というのは、「選ぶ」行為。
 これも一つの趣味なのではないかと思う。

 本屋で、うわ、これ読みたい! と思うわくわく感。あれを味わう為に、読書家は特に買いたい本がなくても本屋にパトロールに行く。

 そして読みたいとお金に余裕があるが掛け合わせって、本をお持ち帰りするわけだが、読書というのはまともに読むと実に時間がかかる。

 あれこれしているうちに家に簡易版本屋の完成。

 だけどこれがまた楽しい。
 その簡易版本屋の中には、自分の〝気分じゃないな〟はあっても〝タイプじゃないな〟はありえない。
 自分で選んでお持ち帰りしているんだから。

 次は何を読もうか、というわくわく感。
 読書が習慣になっている人は、次に読む本すぐに手元にない事にそわそわする気持ちを覚える人もいると思う。

 そしてその簡易本屋は、自分の直近の興味や気持ちを知ることが出来て、それもまた面白い。

 「積読」ほど幸せな〝悩み〟はこの世にないね。

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