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もうええわ…となるけど、それでも、やっぱり生きてゆく 「梟」「その鼓動に耳を当てよ」「WILL 〜遺言〜」*2024年2月に観た映画

日々、いろんな事や人に出会い
良い事ばかりでもなく、そうわるい事ばかりでもない

いろんな経験したナー
もう、ええか・・・と正直感じることがある
そろそろお腹いっぱい、って

そうなりがちな日常に
何かと「ちがうんちゃいますのん?」と来るのが映画や本
今月もいろいろ観ました 13本

  • 熱のあとに(日)

  • 哀れなるものたち(米?)

  • 罪と悪(日)

  • 梟ーフクロウー(韓)

  • 映画の朝ごはん(日)

  • STOP MAKING SENCE 4Kレストア(米)

  • ロブスター(英・アイルランド他)

  • その鼓動に耳を当てよ(日)

  • 風よ あらしよ 劇場版(日)

  • 落下の解剖学(仏)

  • PERFECT DAYS(日?)

  • BEFORE SUNRISE(米)

  • WILL 〜遺言〜(日)




熱のあとに


どこへ連れてゆかれるんやろ?
怖いのか不安なのかサナエの狂気に巻き込まれているのか
何とも言い難い2時間やった

久しぶりに大好きな仲野太賀さんの映画!と楽しみにしていたら
冒頭からとんでもない!

「愛の最中に死ねたら最高に幸せ」みたいな考え方は
漫画や他の映画でも観た事がある
ーワタシにはわからん

サナエが交番に駆け込んだところで
病院行くべきやろ、と思った 正直なとこ
普通の人に手に負える”精神”ちゃうやん

でもふたりは同じ家に帰り、車で相手を迎えに行く

わからんけど、これはひとつの関係を作ってゆく
育ててゆくプロセスなんかもしれん

あー、良かった とか
かなしい… とか
映画やドラマに、今やそんな単純な流れを誰も求めていない

めっちゃもやもやする!
何なんあれ!?
みたいな混乱に、観る側を陥れてこそ成功なんかもしれん

なんか節分、立春前にふさわしいと言えばそうなんかもしれん

熱のあとに 公式サイト




哀れなるものたち


「POOR THINGS」が原題らしい・・・
”哀れ”なのは男性みたいですね
複数形ってところが、皮肉なんやろなー

エマ・ストーン
「LA LA LAND」以降、作品を選んでる感じすっごいする
実力があり気になる俳優さんのひとり

大人のからだに子どもの脳を入れる・・・
人が成長してゆく過程を早送りで見せた感じ
性って、とても重要なものなんやなー…

”船”のエピソードで高齢女性と肌の黒い男性のペア
ベラに本当の世界を見せる、あの男性は何なんやろか
純粋なベラは「助けなくっちゃ」になるんやけど

経験から学び、本も読み…
人の発達や成長と”女性”としてのアイデンティティ
よくできた脚本ではあるものの、ワタシも性的な部分の妙なまでの
クローズアップに違和感を覚えた

そこが男性につけ込まれるところでもあり・・・
いや、あかんとは言わんけどさ・・・

なぜベラの元の女性が妊娠中に〇〇したか?
最後まで、え?え?いやいや、どうしたいん?みたいな流れで
論争を呼んでいるようです

でも、やっぱり”今”らしい映画です

哀れなるものたち 公式サイト




罪と悪


春はなんで全部自分が引き受けようと思えたんやろ
まだ14歳やのに
何回も後悔したやろな

「ごめんな」と時間がだいぶ経ってからでも
ホンマに謝らなあかん事に、ちゃんと謝れてるやろか

晃は刑事という立場を越えて
しかも仕事でも逃げずに真相を追った
しかも父が絡む難しい関係の中で

いやぁ、全然知らん監督さんで出てる俳優さんが豪華で
平日夜の入り口時間だと言うのに結構なお客さんの入り
どうなるのかグイグイ引っぱられて・・・

14歳の声変わりしかけの男の子たちが
なんともええ感じで、みんなうまかったなー
この頃の強烈体験で20年後が説得力ありすぎ

「37セカンズ 」で知った大東駿介さんがめっちゃ良くて
高良健吾さんのクールなイメージが役にぴったりで
60近くなった椎名桔平もワルい匂いを漂わせ
さすがの佐藤浩一さんも会長さんらしく・・・

福井での撮影も実際のお家や川や自然が
ただ”使われた”んじゃなくて、物語が躍動してた

罪と悪 公式サイト




梟ーフクロウー


韓国の王宮もの、好き!
盲目のギョンスの優秀さに舌をまく
御医の目に留まり、なんか良い予感

あれ?ん?ギョンスは〇〇〇の?
説明は一切なく映像だけで見せる

最初っから「大丈夫かいな」と心配になる様子のおかしい王
歴史も内政も複雑らしく陰謀の気配を
いち早く察知するギョンス 「生き延びるため」というのが泣かせる

「見ざる聞かざる」とよく言われるが
知ってしまうと厄介で面倒なのよね

大事な場面はクローズアップしたり、ゆっくり見せたりと
緩急が、観てるこっちの気持ちを鷲掴みにして濁流に巻き込んで行く
(右隣3つ向こうの女性は
「ふー」「うーん」と実に良いリアクションー笑)

感覚が研ぎ澄まされたギョンスの”人を見る目”は確か
そして彼の秘密がさらに物語に厚みを加える

内子様やその妻、若殿と短いシーンで
説得力のある関係性をつくり見せる力量
”ある夜”という限られた時間と特殊な条件が存分に活きている

ワタシの大好きなユ・ヘジンさんが
見事に脳卒中進行中のワルくて狂気すれすれの王を
憑依レベルで演じてはって、ため息ものです!

ギョンス役のリュ・ジュンヨルさんが
「1987、ある闘いの真実」や「タクシー運転手〜約束は海を越えて」に
出てたあの彼か!と点が繋がった

いやー、見応え抜群
金曜の夜にハイグレードなエンターテインメントを楽しめた

梟ーフクロウー 公式サイト




映画の朝ごはん


ドキュメンタリー
これ撮った人、めっちゃ映画を映画づくりを愛してはるのやな〜

映画をつくる、その生々しい現場を垣間見た

先日、山田洋次監督が仰っていた
監督が若い頃は映画制作に関わる人(撮影所の守衛さんもロケバスの運転手さんも)すべてが正社員として雇われて
豊かな生活をして作品を生み出していた、と

今や、フリーで不安定ながら映画が好きでたまんない…
撮影に入ると3食ご飯が出るから
それで何とか食べて行けてる!?みたいな制作部新人の男性に
胸が熱くなった

天気に左右されたり、日の出や夜など設定の撮影
ミスも多けりゃトラブルもない方がおかしい
そんなギスギスしがちな現場を元気づけたりまとめたりするのが
”ごはん”だと・・・

映画スタッフで女性はあまり出てこないにゃけど
制作のベテラン風の女性が語った”ごはん”の重要性に
あったかくなった

ただお弁当を配って、ハイ終わり…じゃなくて
3種類から選べます、とか 
温かいのを届けてもらって保温バックや毛布で巻いて
お湯を沸かしてインスタントでも汁物をつけ
寒い中で撮影しているスタッフに温かいものを食べさせる

その気持ちが士気を高め、同じものを食べて
また頑張ろうと切り換えさせ、スタッフをまとめる

そんな縁の下の力持ち 伝説のお弁当屋さんも並行して
ごはん炊き担当、おにぎり担当、盛り付け担当
事務、社長さんと「なぜポパイのおにぎりは特別なのか」を
実に納得させるつくりに

ほかほかのご飯の湯気と海苔の香り
熱すぎる缶茶(笑)

これからもたくさん映画を観るやろ
きっと何度もポパイの人たちや制作部はじめ映画に関わる人を
思い出すんちゃうかな、ワタシ

ただ、編集はもう少しカットされた方が
より映画が良くなると思います

映画の朝ごはん 公式サイト




STOP MAKING SENCE 4Kレストア


久々にライブ映画
めっちゃおしゃれなリーフで「なんの映画やろ?」と
目に入ったのがきっかけ

「アメリカン・ユートピア」のデヴィット・バーン
トーキング・ヘッズ・・・と知って
平日夕方の回、年齢層高め(笑)

ギター1本、デヴィットひとりからスタートする
徐々にメンバーが増え楽器が増えてゆく
・・・構成が素晴らしいのよね
すべてがショーになってる

デヴィットひとりのダンスでも”見せる”
”天才”であり”スター”なんやな

リズム、ビートがずっと気持ち良くて全身に響いてくる
彼ら自身がめっちゃ楽しんでいる感じがたまらなく
デヴィット、ずっと表情が変わらない

バッと呆気なくステージが終わる
アンコールなし

バックヤードまで見せる?劇場で舞台の感じも
楽器も構成も演奏者もどんどん変化して楽しませる
あれだけ踊って動いて歌うのに息切れしない
(普段からの鍛錬が窺える)

歌詞は何か比喩だったり示唆したりしているようで
ワタシにはよくわからんかったけど
それでも音楽とその迫力、パフォーマンスの高さにぼうっとなった

STOP MAKING SENCE 4Kレストア 公式サイト




ロブスター


え?海老?(笑)

「哀れなるものたち」で大注目のヨルゴス・ランティモス監督2015年の作品
こういうのって、シュールって言うのかな?
いや、クレイジーかな

意味を求めたらあかんタイプの映画

でもね・・・帰り道思った
今の世界を炙り出しているんかな?って

こうでなければならない、を押しつけ
しかもそれは理不尽で残酷

ホテルも森も女性がリーダーという設定は
男性優位を皮肉ってるみたいやし

期限内にパートナーを見つけられなければ動物にされる
という設定で森にはラクダや孔雀、フラミンゴ…いろんな動物がウロウロ
主人公の兄は犬になってる

これもマイノリティへの扱いを比喩してる感じ

カップルが誕生するとえげつない制裁を受けるのも
他人のしあわせへの妬み嫉みのような・・・

クレイジーてんこ盛りで最後のシーン
なんて静かで平和なこと・・・
彼女がどんな目にあったのかは置いとくと、やけど

ロブスター 公式サイト




その鼓動に耳を当てよ


ええタイトル(涙)
ドキュメンタリーの名手 東海テレビの作品
名古屋の「断らない救急」を掲げる掖済会病院が舞台

「ER」と聞くと緊迫した空気、走り回るスタッフ
…はテレビやドラマの話で
実際の救急センターは・・・

軽症で救急車が必要ではないのに救急車でやってくる人
来た時からキレてる人(大した事がないのに偉そうで大袈裟)
外国人も結構いて、今の日本のリアルな姿

コロナのピーク時などどこもかしこも断わられた患者さんを
ギリギリなのに(満床で、経営的にも厳しい)受ける
おそらく費用が回収できなさそうな人を他所は断ってるのね

こういう現実、ワタシも少し知っているので
いつもハズレくじを引いている感じがすごくわかる
でも「断らない」をプライドに全職員で踏ん張る姿

救急は患者をまず受けて、落ち着いたら病棟に移す(一次医療の役割)
病棟は病棟でとても大変で「また大変な患者を回しやがって」になる
そこで衝突する場面もリアルに見せる(よく見せて下さった、頭が下がる)

患者さんも病院も誰もわるくない

こういう現実に行政が何をすべきか?がめちゃめちゃ現れてる
独居の高齢者に、ひとりぼっちの若者に、ギリギリで頑張ってる医者や看護師に、断らない救急を実行する病院に・・・
手を差し伸べるのが行政違いますかー?

若いドクター達の言葉に、鼻にどんぐりが入った子どもに
笑えるところも結構ありました
ちなみに、どんぐりは処置に困難を極め、耳鼻科の専門医に依頼
小さいお子さんのいるご家庭、ご注意あれ(笑)

その鼓動に耳を当てよ 公式サイト




風よ あらしよ 劇場版


分厚い原作を読んだ時、野枝の「女だから」を押し付けられて
地団駄踏んで悔しがる熱いエネルギーが迸っていて
一緒にあの時代を駆け抜けるようやった

ドラマ化されたのは知っていたけど
劇場版ができスクリーンで観られるとウキウキした

イメージより、うんと可憐な野枝やったけど
吉高由里子さん、頑張った
熱くて凛として美しい野枝にした

ま、あらすじをたどるだけで精一杯って感じではあったけど
女性に参政権もなく、良妻賢母だけを求められる時代
平塚らいてうをはじめ「ひとりの人間」に目覚めた女性のひとり
野枝の成長と葛藤がうまくまとめられていた

風が吹けば吹くほど 嵐になればなる程
それを力にしたような野枝の熱い熱い生き方は
大杉栄を射止めたように名もなき数多の女性達に届いたように
今もこうして語られる

関東大震災での流言飛語によるおぞましい歴史が
今、たくさん語られる

その一方で「歪んだ歴史観」で
事実をねじ曲げたり忘れさせようとする動きも強い

伊藤野枝も大杉栄も、その関東大震災時に「主義者」として
でっち上げられた朝鮮人の暴動を煽動した勢力として捕らえられ殺された

「主義者」とは、どんな人たちなのか
それが少し、ではあるが わかる内容になっている
あかんもんはあかん、それを言う事の意味や重さ

今、これからの未来に生きる人すべてに観てもらいたい
原作も素晴らしいよー

風よ あらしよ 公式サイト




落下の解剖学


で、結局?
・・・彼女が無罪になったものの、ほんなら自殺?
最後のダニエルの証言で、もしかして彼?、とも思わされた

犯人や謎を解き明かすミステリーではなく
いろんな人間の心理を見せ、観客を揺さぶり考えさせるもの

ラストシーンは真実を知る者ふたり、という印象
愛となんとも言えない緊張感が同じ重さで存在していて
ふたりは見張り合いながら寄り添い合って生きてゆくんちゃうかな

話題の俳優さんザンドラ・ヒュラーの気が強くも脆い
バイセクシャル…複雑な人間そのものやった
ワタシ的には好感を持てる女性ではなかったけど

最後の方で明かされる夫との喧嘩のシーンでの言葉は
なんて鋭くて、おそらく的確なんやろうな
それだけに夫を深く傷つけ絶望させたんかもなー

お互いに相手に不満はあれど、お互いに譲り合っているつもりで
平行線やったんかな

夫婦の問題は子どもに大きな影響を及ぼす
喧嘩してるのは子どもには辛いもの
どちらが好きかはあるかもしれないが
両親がいるバランスの中での「好き」だったりもする

事件前も後もダニエルが一番つらいんちゃうかなー
ワタシやったら、家族の元から離れそう・・・

落下の解剖学 公式サイト




PERFECT DAYS


2回目の鑑賞
もう1回、石川さゆりの歌が聴きたくて

3連休 雨の日曜日のせいなのか
いやいや、まだこれぐらい人気なのか
ミニシアターで満席、補助席が出るくらいの人

平山の過去がちらちら
実は言葉をたくさん持っている人
「話さない」のではなく「話すべき時に話す」人

彼のトイレ掃除は瞑想や座禅のようなもの
掃除をしながら自分と向き合い
ただただ「無」の状態で動いてる感じ、1日の流れもそんな感じ

彼にも「これで良かったのかな」
「あの時こうしていれば」「何でこうなった」
みたいな思いはあったんやろうな

それを知る人に会うと、やっぱり波立つものがある

人はかなしくて優しくておバカさんで
いい時があって、そうじゃない時があって
そうして何とかかんとか生きている

そのヨロコビとかなしみを感じさせる
ラストの平山の泣き笑い、微妙な表情の変化に
朝日が当たる・・・

誰もがささやかな日常を懸命に生きてる
それをフォーカスして丁寧に映画にした感じ

木漏れ日や風の音、木々の緑に視線を向け
黙々と働き、同じようでちがう日を重ねてゆく平山は
やっぱりワタシでもある気がした

PERFECT DAYS 公式サイト




BEFORE SUNRISE


「ビフォア」シリーズ第1作目 1995年の映画
この3作目を観た記憶がある
会話に圧倒されて、面白くなかった

多分、ワタシがお子ちゃまやったんやろな

ジェシーとセリーヌが出会う・・・
若いって、うつくしいな〜
ふたりとも肌と目がきれい、まだスレてないと言うか

ロマンチックな設定やけど
この監督さんはベタ甘恋愛映画を撮りたいんじゃなくて
男女のちがいや機微を長い時間観察するスタイルなのね

この映画も14時間ふたりは一緒に過ごす
第2作目は設定と同じく現実にも9年後を撮り
3作目はさらに設定も現実にも9年後(同じ俳優で、すごいなー)

最初を観てなかったから流れは理解できないまま
そして”会話劇”なので余計に複雑に感じたのかも

この1作目でもふたりはよく喋る喋る喋る

話しているとおもしろい
よくわかってくれる感じがする、興味を持って聞いてくれる

・・・出会ったばかりで好感を持つ相手なんやもん
そりゃそうなのよね

これはただの出会いじゃない
この人は他の誰ともちがう
これが本物の運命ってヤツじゃないかな

・・・相性が良いとそう思う
そして意見がすべて合うから(合ってないけどね)
「わかり合える」みたいな安易な描き方もしてへん

抱きがちな幻想を冷静に見ながら
この「他の人とはちがう」感覚を信じて委ねてみよう
もっと一緒にいてみたい
…そんな感覚をうまく描いている

セリーヌの方がしっかりしてる
相手の気持ちの引き出し方がうまい
ジェシーもただ美人だな、とか 落としたい、ではないのがわかる

2作目が「BEFORE SUNSET」
3作目が「BEFORE MIDNIGHT」と
タイトルが何とも絶妙な気がする

始まりはロマンチックで劇的やけど
ふたりがわかっているように
時間は人に”惰性”を与える・・・

BEFORE SUNRISE  Wikipedia




WILL 〜遺言〜


「矛盾を抱えて生きてゆく」こころに残った言葉
東出昌大という人間が、ワタシと同じく
いかに複雑で多面体で矛盾だらけなんやろか

今まで走っていた鹿が人間に撃たれる
裂かれたお腹から美しい色でぷるんぷるんの内臓が現れる
毛皮と身を切り離されて、どんどん”食肉”になってゆく

映画やから血も内臓も臭いも温度も感じないからか
ワタシは目を逸らすことなく、嫌悪感や罪悪感などもなく
じっと見れた いろんな反応をする子を含めて

死んだ獣、彼が感じているそれへの心の痛み
自分の行いで事務所との契約を終了され
週刊誌やSNSでおもしろおかしく取り沙汰され…

大きな肉の塊を頬張り、美味しそうに食らう姿
MOROHAさんのライブシーン
全てに圧倒的な”生”があった

生きてるから感じること
生きてるからしてしまったこと
生きてるからできること

東出昌大という人を通して、人間のドウシヨウモナイ矛盾
生きてゆくことすべてを見せてもらって
あらためて「正解なんてどこにもない」と思った

実に哲学的なドキュメンタリーやった

WILL 〜遺言〜 公式サイト




日々、人間の(自分含めて、他者すべて)めんどくささ
かがやき、優しさ、うつくしさ、ドウシヨウモナイ事に触れて
めっちゃ疲れたり、にやにやしたり、こころ打たれたり

その繰り返しを過ごしていて
「これでええのかもしれん」と感じる時がある

その繰り返しを「同じや」と思わず
しっかり自分のアンテナを立て、小さな事に気づき喜びかなしみ・・・
そんなワタシに「それでええねん」と言うてくれたんが
「PERFECT DAYS」なんやろな

なんか、ちょっと深いところで
映画を感じられるようになってきた気がする・・・






























































自分がええなぁ、おもしろいなと思うもので人とつながり、楽しく働けたらなぁ。