ブラックボックス 音声分析捜査
見に来てくださってありがとうございます。
2023年8月に観た映画の本数
2023年8月に観た映画は9本でした。(家で観たものも含みます。
その中で1番良かった映画をここでは紹介します。あくまで私個人の意見ですが、観るきっかけにして貰えると嬉しいです。
ブラックボックス 音声分析捜査
2021年公開/上映時間 2時間9分
監督:ヤン・ゴズラン
出演:ピエール・ニネ、ルー・ドゥ・ラージュ、アンドレ・デュソリエ、他
あらすじは公式サイトからどうぞ↓
きっかけ
ブラックボックスを観ようと思ったのは、別の映画がきっかけでした。
その映画というのが、2019年公開のデンマーク映画「THE GUILTY/ギルティ」。
主人公は緊急通報司令室のオペレーター。まさに今誘拐されているという女性からの通報を受け、電話の音声のみで事件解決に挑む、という話。
主人公はひとつの部屋からほぼ動かないため、私たちが観る画もほぼ変わりません。
それなのに、魅入ってしまう不思議さ。
画もほぼ変わらず、聴覚だけが頼り。だからこそ、想像力がより豊かになるのかなと感じます。
映画「THE GUILTY/ギルティ」は配信もされていますが、なるべく静かな時間帯、少し部屋を暗くして観るのがオススメです。
ちなみに、人気だったことでハリウッドリメイク版も公開されていますので、併せてご覧下さい。
話がだいぶ逸れましたが、映画「THE GUILTY/ギルティ」と同じように、聴覚に焦点を当てたのが、フランスの映画「ブラックボックス 音声分析捜査」。
きっと面白いに違いない。
そう信じて観ることにしました。
結果、その考えは大正解。おまけにフランス映画の雰囲気も加わって、楽しめました。
感想
結末が全く予想できない、最後までハラハラドキドキが味わえる映画でした。
フランス映画ということで、なんとなく仄暗さがありますし、完全にハッピーエンド!って訳でもありません。が、後味の悪さは無いので、個人的に丁度いいなと感じるスリラー映画です。
また、見ていると非常に疑心暗鬼になります。
墜落の原因は何か、なぜ同僚は失踪したのか、黒幕は誰か。
局長怪しくない?いや主人公の妻が怪しい、違うな、旧友の男も怪しいし…もしかして全部主人公の幻聴、妄想だってことなのか…?と、いう具合に、何もかも信じられない。
これが割と最後の最後まで続くので、主人公と同じように事件にのめり込んでしまいます。
また主人公は、聴覚が非常に優れている人物です。性格も真面目、いや、真面目すぎるぐらいで、ひとつの事故に、誰になんと言われようと真実がわかるまで粘り強く向き合う、というキャラクターなんです。
そのため、主人公という、1人の音声分析官の生き様、プロの生き様の話でもあり、プラス航空業界の闇を暴くサスペンスでもあり。
映画には、「人間の耳に勝るものは無い。」というセリフが出てきますが、人間の力と機械の自動化、人とテクノロジーがどう付き合っていくのかと考えさせられる内容でした。
そして、この映画には、フランス映画史上初、国家機関 フランス航空事故調査局(BEA)が協力をしています。
だからこんなにリアリティがあるんでしょうか。
皆さんもぜひ、聴覚に焦点を当てた映画「ブラックボックス 音声分析捜査」をご覧下さい。
おしまいに
2023年8月に観た映画の中から「ブラックボックス 音声分析捜査」を紹介しました。
長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。