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フェスの準備中に、学力について考えた

5/20(月)、5/21(火)に、全体会議をリニューアルして行う「ZIZOフェス」がいよいよ開催されます。準備は佳境に入りました。

私も含め実行委員メンバーは業務の合間を縫って準備をしています。委員会メンバーの中にデザイナーがいなかったため、フェスに関する制作物はデザインもできちゃうエンジニアさんがメインとなって進めてくれています。彼女がフェスを進める中で課題にぶち当たっているのをそばで見ていて、その経過を残しておきたくなったので書きます。ここではMさんとします。

人を巻き込むのってむずかしい


フェスの内装やグッズなどの制作物について、実行委員以外のメンバーにも協力してもらおうと、Mさんはデザイナー、エンジニア全員を招待してSlackグループをつくり、フェスのためのブレストをしたいということを伝えます。


17名のデザイナー、エンジニアのうち、「調整さん」に参加可能な日時を記入したのは5名、当日のブレストに参加したのは5名でした。(なぜか調整さんには記入してないのに参加してくれた人が数人いた。笑)

Mさんはそのブレストの場で、必要な作業を誰かにお任せするところまでしたい、と考えていましたが、手を上げて「やります」、と言ってくれるメンバーはいませんでした。フェスのロゴだけは、指名でお願いすることで決まりました。

こんな風に書くと「なんだか盛り上がってないなぁ」という感じなのですが、ブレスト前のオリエンに「具体的な業務をお願いしたい」といったことを含んでいなかったので、「みんなモチベーションがひくい」というわけではないかな?と。手を上げてやるほどではないのは、こちらのアイディアがそれほど魅力的ではなかったり、自分じゃないといけない理由がなかったり、そもそも何をするべきなのか、自分のスキルでできるのかが分からなかったり、こちらのファシリテーションがあまりうまくなかったり等、いろいろ理由があったと思います。ブレスト自体は、実行委員だけでは思いつかなかったようなアイディアが出て、個人的には「なるほど〜〜」「それいつか実現したいなぁ!」となったものがたくさんありました。


とはいえ、タスクを振れない=実行委員でやるしかないということなので、Mさんは責任とタスクを一人で背負ってしまい、「みんなやってくれないなぁ」「わたしばっかりやってるなぁ」という気持ちを強めたように見えました。


長くなりましたが、ここまでは前置きです。


その後、社員がヤフーさん主催のイベントに登壇するということで、それを聞きに行ったMさんは、そこでイベントの企画や運営をされている方に「プロジェクトに社内の人を巻き込むにはどうしたらいいですか?」というのを相談したらしいのです。
私は「あ、やっぱり悩んでたのか〜」と気づくとともに、すっっっごく感心してしまいました。

Mさんは、この短期間のうちに自分の「もやもや」を相談レベルにまで昇華して、いいアドバイスをくれそうな適切な人を見つけて相談する、というところまで行動しています。

学校の先生をしている私の弟は、今のところ、学力を「自分を成長させる力」と定義しているらしく。それで言うと、Mさんは、

「社内の人を巻き込むすべを知らない」と気づく

課題を言語化する

しかるべき人に相談する

アドバイスをゲット、1Lvアップ!

という進歩をしたわけです。彼女はこんな風に、壁にぶち当たるたびに自分を成長させていくんだと思うと、「これが、学力ということか・・・!」と、感心したのでした。

学力されあれば、なんでもできるようになるなぁ。そのためにはどうすればいいのかというのは、次実家に帰った時、弟にきいてみようと思います。学力の対義語は、拗ねたりふてくされたりしちゃうことかもしれないなぁ。

ちなみにこのときにMさんがもらったアドバイスは、「とにかく楽しそうにやること。そうすると、それを見た周りの人が集まってきてくれるよ」というものだったそうな。「ほんまそれ」ボタンがあれば100回押したいです。


そんなこんなで、今日いよいよフェスの一日目を迎えました!たった今、バーカウンターでカレーが準備中です。いいにおい。

フェス当日のこともまた書こうと思います。

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