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構図のパターン

「きほん*被写体の配置」では、構図のなかで被写体を目立たせるために、①メインの被写体にとって必要のない情報がなるべく写りこまない構図にすること、②目線のいきやすいポイントに被写体を置くこと(三分割法)の2点を説明しました。今回は、使いやすい構図のパターンを3つ紹介します。

1.シンメトリー構図2.日の丸構図3.対角線構図

1.シンメトリー構図
シンメトリー構図は、下の写真のように上下や、左右を対照的にすることを指します。水面に反射する景色や、建物、神社の鳥居などを撮影するときに向いています。

うまく撮影するコツは、なるべく正確なシンメトリー(対照)にすることです。「水平(垂直)」をいつも以上に意識してください。撮影後に画像編集をする場合は、ミリ単位で角度を修正します。

2.日の丸構図
日の丸構図は、被写体を構図のど真ん中に配置する構図です。下の写真はわかりやすいように月を被写体にしていますが、被写体は必ずしも球体である必要はありません。

最もシンプルで簡単にできそうな構図だと思われがちですが、被写体ではない情報(写すつもりはなかったもの)がたくさん写っていると、素人っぽい写真になってしまいます。

この構図をつかってうまく撮影するためには、被写体以外をボカしたり、おもいきって被写体だけにぐっと近寄ったりするなど工夫が必要です。

3.対角線構図
被写体を対角線上に配置(ビールと冷奴)したり、並んでいる被写体(ビール瓶・ワイングラス)がななめになるような構図にすることを、対角線構図といいます。必ずしも、きっちり対角線にする必要はありません。

向いている被写体は、料理・並んでいるもの(小物、お花畑など)です。

ほかにも、放射線構図・曲線構図・パターン構図など、構図にはたくさん種類があります。すべての構図を覚える必要はありませんし、どれかに当てはまらないといけないわけでもありません。

構図のパターンにとらわれすぎず、構図に悩んだときに、試してみてください。

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