見出し画像

Vtuber「企業所属」と「個人」何が違う?リスナーもこれは知っていて!

こんにちは。Vtuber日ノ本マイの依り代です。
リスナー(視聴者側)が知っていてもいいかな~と思う内容です。



企業所属と個人を経験してます

企業勢から個人勢になっています

2023年9月から翌年2月まで企業所属のVtuberでしたが今は個人です。
一企業内の具体的な話は出来ませんが、企業と個人の両方を経験中の有識者からの一次情報と思って読んでくださると嬉しいです。

とはいえ、あくまで私の現在の個人的な見解ですし、私が所属していた場所がそう。というわけではなく、企業すべてに当てはまる事だと考えて書いていきます。

企業所属とはなんなのか。どうやって個人になったかはこちらの記事にて説明しています。




それぞれのメリット

どっちも良いところあります。

【企業所属】
・個人依頼を受け付けていないクリエイターと関われる
・デビュー時に注目されやすい
・活動にかかわる法的な手続きをやってくれる
・活動において何かしら任せられる部分がある

【個人】
・収益を全部自分のものにできる
・配信できるゲームやカラオケ音源がたくさんある

それぞれのデメリット

こんなことに苦労するかも

【企業所属】
・収益が一部しか自分の物にならない
・自由にコラボや発注ができない
・ゲームやカラオケ音源の配信規約が厳しい

【個人】
・広報からデザインまで自分でやらなければいけない
・有名なクリエイターに依頼できない可能性がある
・ストーカーなどの対人トラブルで間に入ってくれる大人がいない


具体例

今思いついたものをざっと書いただけではわかりにくいので、いくつが具体例を出します。

【クリエイターとの関わり】
Vtuberさんが何気ないような感じでXに「おはよう」とアップしてるイラスト。
「聞いてね~」とYoutubeにアップした歌ってみた動画のボーカル音を整えるMIX。

自分で全部できる人はそうそういません。
その手の作業ができるクリエイターさんに問い合わせして、依頼して、入金して、納品をまって、出来上がったものを自分の活動に活かします。

ここで本題です。

有名で多忙なクリエイターは個人の依頼を受ける余裕がありません。
そうでなかったとしても、過去の経験から実績や面識のない個人からの依頼はリスキーだと考える方もいます。
企業からの依頼なら、報酬未払いでSNSを消去して逃げられることもそうないでしょう。
受けた仕事も実績になるかもしれません。

また、クリエイターのほとんどが作品の制作料とは別に「法人使用料」というものを設けています。
作品がもたらすであろう企業の利益が個人規模とは違うので、個人依頼よりも高く報酬を設定できるんですね。
(ココナラとか見るとわかる思います)

そんなわけで。
企業は多くお金を払うが依頼を受けてもらいやすい。
個人は企業よりは安価で依頼できるが受けてもらえないかもしれない。
って図が出来上がります。
たくさん経費があるなら企業が有利ですね。


【配信できるゲームタイトルやカラオケ音源】

ゲーム会社やゲームタイトルによって「配信規約」というものが違います。
配信規約とはYoutubeやニコニコ動画、Twitchなどのストリーミングサイトでのゲーム実況についてのルールです。

なんとなくうやむやになっていた時代もありましたが、今は配信や動画投稿のハードルも低いのでメーカー側が先回りして出してくれています。

ここでよくあるのは
「個人での配信は可能とします。企業様はお問い合わせください」。

これ、問い合わせ送りますよね。
で、次の日返信がくる。なんてことはそうそうないです。
新作のゲームがしたい。でもできない。いつ返事が来るかもわからない。

歌枠では、Vtuberご用達カラオケ音源チャンネル「歌っちゃ王」も無料で使用できるのは個人のみとしています。
企業が使うには問い合わせの上、契約(有料)を結ばなくてはいけないのです。

日ノ本マイはこのVtuberご用達チャンネルが使えない状況で
「個人が趣味で作ったカラオケ音源、かつ、配信で使っていいよ」な趣旨のカラオケ音源を探すために、毎夜Youtubeで歌いたい曲のタイトルで検索作業していました。
歌枠を1つするのにもたくさんの時間がかかりました。

これってスピード感を考えれば絶対個人が有利ですよね。

企業側を庇うとすれば、「法人対法人」なのでお互い下手なことをして訴訟にしたいないね。って事情からだと思いますし、個人は「多少やらかしても目をつぶっとけば、こっちもめんどくさい事しなくてすむから見逃しとくか~」っていう権利主からの温情の上で成り立ってる部分もあります。

わかっちゃいるけど、スピード感を考えれば絶対個人が有利ですよね。

具体例2つだしてみましたが、参考になりましたか?



視聴者に言われてぐぬぬな事

あるあるな話をします。

「歌うまいですね!歌ってみた聞きたいです」
個人
(ありがとう!でも、動画に使いたいイラストの絵師さんが忙しくて個人の私の依頼受けてくれないの…。クリエイターさん探しからまたはじめなきゃ…イラストでしょ、MIXでしょ、動画編集してくれる人でしょ…ぐぬぬ)

「あのゲームやらないの?好きそうなのに。みんなやってるよ」
企業
(好きやで!でも企業勢だから問い合わせしなきゃ。問い合わせしてほしいって問い合わせを事務所にして…、それから事務所がゲーム会社に問い合わせして…、あ。もうすぐ週末か。問い合わせ窓口営業日、週明けからかな。週明けから大量に来てるであろう問い合わせを確認して、こっちの返信してくれるのいつかな…。そっからスケジュール組んで、サムネ作って、枠立てして…ぐぬぬ)

というわけで。
あなたの好きなVtuberさんに対して「もっとこうすればいいのに」「これやらないの?」って思うところが何かあっても、そこには何か事情があるかもしれないなって思ってくださると嬉しいです。



なるならどっちがいいの?

企業と個人どっちがいいの?って題材、よく見ますよね。

人によります。

それから企業と言っても色々だし、外からみてわからないこともたくさんあると思うので、こういう人はこっち!ああいう人はそっち!なんてむっせきにんな事言えないです。

大手ならこう。中小ならこう。みたいなことも言い切れないです。
中の人たちや相性って色々です。
規模じゃなくて結局人なんだとおもいます。

配信技術の進歩やトレンドの移り変わりで、有利な場面も移ろいますしね。
だから、下手なこと言って少年少女の思考を操作したくない…。
そんな度胸と自信はないです。

欲しい言葉がなくてごめんなさいって気持ちです。
でもこのままだとタイトルがなりたたないので日ノ本マイはどっちがいいの?って答えを言います。

「どっちもなのだ!」

これは両方への配慮だったり、波風立てない事を意識してる訳じゃないです。
経験として両方できてることが、「うわ、また自分の人生を面白くしちゃったなオイ」って考えから出ています。

なんでも経験したもん勝ちだと思うんです。
話のネタはなんでもいいから多い方が身を助けます。

というわけで気になるなら両方経験してみましょうよ。

飛び込んじゃえばわかるし、大なり小なり当事者になれば語るに説得力も増しますね。

私は座学での勉強が出来ない劣等生だったので、色々経験させてもらえて学習できることに満足を覚えるようになりました。

でもそれって周りの寛大さの上で成り立ってる時もあるんですよね。
なので、ありがとうはすぐ言えるようにしなきゃっていつも考えています。



また所属したい?


特にしたくないです。

それってトラウマがあるからとかじゃないですよ。
自分が、組織や序列がある限られた空間の中で常に立ち回りつづけられないからです。
(性格診断したらINTPでした!一匹狼で自分合理主義者らしいです)

こういう人、非社会的っていいますよね。
社会ってやつは、家によって違うし、学校や会社によって違うし、大きかったり小さかったり、見えてたり、空気だったりするから、問題を正解し続けることは私には難しいんです。

同じところにべったりは居続けられないです。

うまく立ち回る自信がないので、所属って形はとらない方が絶対いいだろうなって思います。

経験して学習して改めてわかることってありますよね。

仮に!ホロライブやにじさんじなんかの大手さんに勧誘されたとしても所属しないと思います。
ああいったたくさんの人の生活抱えているところは、声がカワイイとか歌がうまいとか以上に協調性があって組織意識が持てる人が入るべき所なんですよきっと…!

嗚呼おそろしや。

というわけで、この先も個人かなと思います。

そのうちMCN的なものは利用したくなるかもしれませんが、今すぐではないですね。
あれだって「自分はこれくらいはできるんだぞ」って何か見せれる形まで自力で持っていけてないと、自分主体で有効活用できない気がします。

これはいわゆる「市場や戦略がどう」って視野の広い感じのインテリジェンスな話をしているんじゃなくて、がんばって悩みながら自己分析してるんだなって思ってくれたら嬉しいです。


さいごに


個人Vtuberになってまだ17日!
Vtuberとしてはデビューして半年経ったところです。
今頑張っていることは、素直な自分を知ってもらう作業です!

ここまで読んで嫌な感じがなければ、好きになってもらうチャンスあると思うのでがんばりますね。

· · • • • ✤ • • • · ·· · • • • ✤ • • • · ·· · • • • ✤ • • • · ·
この記事を読んでみて「いいな」と思ったら記事下にあるスキマーク♡をポチっと押してくれたら嬉しいです。

また、Xで記事を共有&Youtubeチャンネル登録してくれたらもっと嬉しいです。

「記事をサポート」では投げ銭による応援ができます。
PayPay決済ができるのでクレジットカードを登録する必要がありません。
(還元率もちょっといいです)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?