見出し画像

駒田蒸留所へようこそ

2週続けての、映画鑑賞となりなりました。
公開5周目に入り、1日1回だけの上映となっていて、しかも久々の朝映画でありました。

劇場は先週同様、横浜ブルク13でした。商業施設のコレットマーレの6階7階に劇場があるので、開店前の時間帯はエレベーターのみアクセス可能です。
以前、大混雑だったので不安もありましたが、今回はスムーズでした。
一応他のスクリーンも、同様の時間帯スタートだった模様で、ロビーには多くの人達が居ました。

駒田蒸留所へようこそ

2023(令和05)年11月10日(金)公開

公開5週目 12月09日(土)

横浜ブルク13 シアター10
 (106+車椅子2席)

91分

パンフレット 880円
来場者特典 ポストカード

P.A.WORKSが手掛ける、お仕事シリーズ第5弾にして、初の劇場版オリジナルアニメーションであります。
国際コンクールも、視野に入れた作品故の劇場版ですかね。
9時前スタート(しかも1日1回)でしたが、5週目に入っての上映続行は有り難いですし、タイミングが合わなかっただけに、やはり巡り合せと言うのかご縁なんでしょうね。
パンフレットは少しお安いですが、珍しく一回り小さいB5サイズなので、しっかり作られています。
来場者特典は、お仕事シリーズのヒロイン5人勢揃いで、エモいですよね〜。
スクリーンは小さ目でしたが、1/3程度の入りかなと言う感じで、客層は年齢高目で一般多目な印象でした。

[ネタバレ無し雑感]

お仕事シリーズを謳っていますが、前4作とは一線を画した様な、色彩やキャラクターデザインは落ち着いた雰囲気でした。

この辺り、海外を意識したのか(そちらのトレンドはわかりません)、物語自体がドラマチックと言えばそうなんですが、特に派手さがある訳でも無かったので、寧ろしっくり来るのは確かでした。
個人的にイメージがある、派手目なP.A.WORKSを良い意味で裏切っていましたし、落ち着いた大人向けの作品でもありました。
そこはウイスキーと言う、大人の嗜みとも言えるテーマでもありますから、頷けるところはあるかと思います。
面白かったのは、背景の空や山並みだったりが、絵と言うか絵画チック(アニメも絵ですが)になったり、当然意図的でしょうから凝っているなと思いました。
ただ、邪魔をする訳では無かったですが、逆に目についてしまいましたけど、それでいいんですよね?

お仕事シリーズに偽りは無いかと思いましたが、実はヒロインの成長譚と言うより、取材者であるウェブメディア記者のそれでもありました。
そして、仕事を通した家族の物語であり、それは血縁だけに留まらず、蒸留所に関わる人達のお話でもありました。
ウイスキーの熟成をなぞるかのように、シンプルでオーソドックスに、ゆったりと描かれていました。

好きを仕事にする事は、憧れの様に言われる事もありますが、それは切掛でしかありませんし、寧ろ仕事としてキチンと向き合え無いと、逆に苦痛になる気もしました。
そもそも好き嫌いに関係無く、仕事は仕事でしかありませんから。
恐らく家族と言うのも、似た様なところがあるのかも知れません。
月並に言ったら愛は大事ですが、それだけでは無く必要となる努力もあるのでしょうね。

作品自体は、一般向けに耐えうるとは思いましたが、ひとつだけオタク寄りの設定があったり、キャストが実力派声優さんオンリーであるところも、個人的にポイント高くて良かったですね。

CMでお馴染みの、あのフレーズが登場したシーンには、何故だが思わず鳥肌ものでありました。
またエンドロールに、著名アニメ制作会社の名前が並んでいたのは、壮観でありましたね。

この記事が参加している募集

アニメ感想文

映画感想文