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心。

頭、魂、心。

わたしは頭の回転が早すぎて精神を病んだという噂があるくらい、自分の頭のことはよく知っていた。

魂についてはようやく最近一緒にお散歩に行けるくらいにコミュニケーションが取れるようになった。

最後は心だった。
普通、心が一番か二番のような気がするけれど、わたしはわたしの心にあまり関心がなかったのかもしれない。心の声が魂の声を真似て邪魔をしたり、何故人は自分の感情をコントロール出来ないのか?心はわたしにとって最も扱いに困る存在だったのだ。

しかし、ようやくその心とも近しくなることが出来つつある。感情のコントロールはもう問題なく出来るようになったし、心の在り方もそのカタチもなんとなくみえてきた。心が最も尊いのは、他人を救うことが出来るものだからだ。仲良くしていきたい。

頭、魂、心が完全に分離すると、人はそれぞれの声を聞き分けるようになるらしい。(それらを繋ぐのが『精神』の役目)今、頭で考えているな?今、心が動いているな?よく考えてみると、これらは意外と判別が難しいものだ。例えば、怒りなどは、心が感情で捉えただけならばその瞬間に流せるものだが、その感情を頭の思考が掴んでしまうと、いつまでも腹が立って治らない。そんなとき、怒っているのはもはや心ではなく頭だ。そういうことがちゃんと分かれば、大抵の問題は解決する。上手くいく。

魂の声が聞こえてこないと、人生の正しい道は分からない。心を整えることで魂が教えてくれるのだ。
心を大切にする、これがわたしの最終課題である。

何も不思議なことなどなかった。
人間は、そういうふうに出来ている。それだけだ。

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