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銀座の天龍の思い出

#このお店が好きなわけ

高校生のとき、学校に向かいながら気が変わり、そのままどこかへ行ってしまうことがたまにあった。
繁華街をうろついてゲーセンに行くタイプではなかったので銀座あたり。
遊び人がたむろしている町ではないので警察に職務質問もされない。
なにをするかといえば、映画を見たり、無意味に歩き回り、夕方近くになると日比谷図書館、駿台のあるお茶の水などへいっていた。

映画は古典名作。『赤い靴』『天井桟敷の人々』『翼よあれがパリの灯だ』とか風と共に去りぬとか。

サボっていたということですが、あまりそうした行為を気にしない高校でした。
音のうるさいちかちかする、眩暈がするような繁華街ではない点が好き。

そしてこの店、『天龍』は伊東屋の近くです。改装してしまいましたが少し前までは下町のお店という雰囲気でした。

最初に入った会社で午前の仕事に同行した部長とランチをした店。
ここの餃子が好きで近くに来るといつも寄る、とのこと。

ニンニクやニラの香りがなくその代わりに辛子で食べます。
ライスの盛りは小さく餃子でおなかを満たします。

うまくいった仕事の後だったのでとても気分の良い餃子でした。
気に入ってくれたのでお気に入りの店に連れてきてくれたのかな?と。

何処にも似た味の店はありません。
この味はここだけ。

〇好きな街
〇部長が教えてくれた
〇おいしかった

この三つ。
改装して雰囲気が変わりましたが好きな店で、いろんな思い出がよみがえる店です。
平日昼間は勤め人時代にファンだったと思しき年配の方たち、かつての職場仲間でしょうか?そんな方たちで賑わっています。
餃子で有名ですが何でもおいしいですね。

一番好きな餃子の味の店。

銀座の天龍。

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