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心の移り変わり

心というのは不思議なものだ。

皆、当たり前に持っている。

それは複雑で、今に至るまで科学者や哲学者のような人たちがずーっと研究しているのに永遠に答えは出ないし、それは利用されAIやアバター機能に進化しつつある。人の心は弱いからこそ、他で補うのだろう。アバターは別の話だけど。その素晴らしい発想力や技術力、実現力を持ちながら。必然性あっての方向なのか、私みたいな凡人には理解するのは難しい。

進化したシステムが開発されるとそれを生かすエンジニア(人手)が必要になってきた過去から、今度は人がいらなくなるのでは?と言われている。でも人の気持ちはなくならない。アバターが現実化しても人の感情は変わらない。

なんだか、例えばファッションの流行とかと一緒で、行くとこまで行ったらまた最初とは言わないけどアナログが見直されるのではないだろうか。ロングライフデザインのような、昔から変わらないよさがあるから愛されるもの、その不便さが便利さ。またワンクールするのかな。その時は私はもういないかもしれないけど。

未来のことを、大正・明治の人も考えていただろう。便利になりましたよと伝えたい。あの時代を生きた人は強くならざるを得なかった。弱いものは死んだ。そんな世の中だったと記録されている。

私は恵まれている。

でも、持っている心は一緒だ。あの時も、今も。同じ人間として、弱くなってしまった。環境のせいにしたらそれまでだけど、逆に考えればたくましくもなれる。そういうことだ。敬愛する文豪たちのように、強く弱く生きたい。心の移り変わりがあるのは人間だけ。AIにはない。これは人間の特権なんだ。

感情を持つっていうのは特別なことだ。


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