桜は咲いて散ってくから美しいんだ...と切実に思うこの時期。新しい元号が発表となったこの時に令和元年...として私の父は生きているか...それとも平成最後で人生の幕は降りるのか...毎日、不安と恐怖がカウントダウンをしている。

癌と肺気腫。最近は癌が痛そうだ...お腹はパンパン。顔は浮腫んでいる。オキノームという気休めの痛み止め、オキシコドンという合法麻薬を飲んでいる。その病気の世界がわからない私は、痛み軽減で飲んでるんだと...自分の頭の中を麻痺させる。だけど、本当は弱らせてるのではないか...と疑問にも思う。痛みに強い父が弱音を吐くと私は泣きそうになる反面、元気をあげなきゃ。と思い潤みそうな目を必死にこらえる日々。

4月1日、日本は元号で盛り上がっていた。私は病院で心筋梗塞で自宅で時を終えた場合は警察が来る事。すぐには病院に行けない事。急に知らない話をされる。めでたい話をしてる世の中、悲しい気持ちを押し殺してる私。世の中は色々な感情と戦ってる人達がいる。事件や事故、大切な人との永遠の別れなど。きっとみんな色々な1日を過ごしている。

朝起きて9時過ぎに訪問看護からの連絡が無いと今日も無事だ。夕方のヘルパーからの連絡がないとまだ大丈夫だと...ホッとする。でもなるべく毎日、会いに行く。そんなことしか出来ない自分も歯がゆい...結局、私も怖いんだ。直面する事が...