ねこ病気忘備録③(入院)
ねこがてんかんになって、毎日手帳に投薬の時間と発作の時間、所感を書くようにしている(発作動画もできるだけ撮るようにしているけど、てんかんだと落下防止をまず気をつけねばならないのでカメラアプリ起動してる間がなかなかない)
8月29日の午後、発作がだんだん2時間おきから1時間おき、さらには10分おきになり、合計10回を超える。夕方から仕事が入っていたがこれはまずいと思い病院に電話、急患で病院に出向く。かかりつけの病院とは、なるべく電話でこれまでも相談するようにしていたので、急患で出向いてもすぐに対応してくれるので大変助かる。この日は、とりあえず薬の投与量を増やすのと緊急用の座薬をいただいて帰宅。少し落ち着いて、その後9月5日にまた通院して、大丈夫かな・・・と思いつつあった9月6日。
こんな感じでまったりPC仕事をしていたのだが(PCの後ろは、最近のさっちゃんのお気に入り位置)午後、発作が5分おきの群発発作となる。夜はどうしても抜けられない仕事のため、病院に電話した結果、入院することに。
いつもは持ち運び用のケージに入れる時、やめてええと暴れるのに、それもない。くったりしたさっちゃんを連れて病院へ。ほんとに怖い時って手が震えるのね。大丈夫、大丈夫とさっちゃんに言い聞かせながらいつもの道を歩いて病院へ向かう、まあそれは自分への言い聞かせだったのだろう。入院の手続きを終えて、翌日の面会次第で帰宅日を決めることに。
病院で診察を受け、さっちゃんを預け、慌てて夜勤へ。奇しくも、その日の仕事は当たる人当たる人みんな優しくて、さっちゃんが何かしてくれてんのかと思った。帰宅して、そういえばこの10年間、私がいなくてさっちゃんが留守番してくれてることは数あれど、私が帰宅してさっちゃんがいないのってこれが初めてじゃないの・・?と思い愕然とする。そんな長いこといたのか、私たち。翌日の面会では、私が抱っこしても発作がまだ続く状態だったので、もう1日だけ様子を見ることに。
極端な怯え猫なのでごはんとかトイレはできてるだろうか・・と心配だったけれど、夜間に缶詰をばくばく食べてる動画を見せてもらって、ああ神経図太くなってるよかったあ・・・と一安心。トイレはできてない様子だったけれど・・病院から電話がある時は緊急性の高い時です、と言われていたので電話が来ないことを祈りつつ、また仕事のちの、さっちゃんがいない夜を過ごす。そして翌日朝。
入院さっちゃん(お怒り気味)。日曜で病院も混んでいて、わたしはさっちゃんを抱っこして、小さく鼻歌を歌いながら1時間ほどぼんやりと過ごす。
少してんかんの兆候はみられるものの、大きな発作は夜半明け以来起きていないということと、さっちゃんの極度の怯え性のため家で様子をみたいという希望を出して、結局入院は2泊で終了。入院1日目は体温調節のためICUにいたけど、2日目は一般病室に移る。
そこにはさっちゃんと同じ脳神経での病気が疑われるねこさんたちがいて、その子たちの異常な人なつっこさにびびる。さっちゃんだけだった、ケージの奥でプルプルしてるの・・・・ずっと抱っこしていたのだけど、獣医師さんが通るたびに、「あっお姉さん迎えに来てくれたんだね、ほんとよかったねー」と声をかけてもらい、どんなけこの子びびってたの、と飼い主悲しくなる。みんないいひとたちやでこの動物病院・・・人間を信じよう・・・
帰宅後、ぶーぶー鳴きながら私の顔をずっと覗き込んでくるさっちゃんと会話。
私「ごめんて」
さっちゃん「ぶー」(本当に文字にすると「ぶー」になる)
私「病院の人、みんな優しかったでしょ?」
さっちゃん「ぶー」
(10分ほどこの会話をエンドレス)
薬のせいか入院のストレスか、四肢に力が入らなくて2,3歩歩くたびに腰がくだけたようになりべちゃっとなる。そして、トイレの高さも上がるのがしんどそう。当人も、うまいこと歩けないことが腹立たしいようでずっとぶーぶー鳴いて歩き回ろうとするのがほんと不憫で(入院していたので、部屋の様子をみたいという願望もあったんだろう)とりあえず抱っこして部屋中を見せてやる。
3時間ほどしてようやく眠る。とりあえずさっちゃんバリアフリーだ、と思い、特にお気に入りの窓辺にある机に登れるように段差を作ったり、私と一緒に寝ているベッドから床に落っこちてもいいように布団やクッションを敷き詰めたり。獣医師さんからも骨折だけは重々避けるようにと言われていたので危ない要素をとりあえず消しつつ、でもさっちゃんがいたい居場所もなんとか当人で登れるようにと考えつつ。
翌日、ずっとさっちゃんをみているわけにもいかないので、仕事に行かねばならない時間がくる。何度も大丈夫だよな、と確認した上で施錠したけど、やはり帰宅してドアを開ける時は緊張した。そこで、いつも通りお迎えをしてくれたさっちゃんをみたらちょっと泣きそうになったくらい(まあうまく歩けてなくて途中でべちゃっとなってたけど)
2日後、だいぶ顔もしっかりして、段差もトイレなら完璧、そしてキャットタワーも危なっかしいけど登れるように。しかし、自信がついたのか、「いける」みたいな顔をして机からジャンプして降りようとするのは本当にやめてほしい。飼い主の横着が似たのか、段差を降りるのがわずらわしいようでジャンプしたいなーという顔をするのだけど、その段差は絶対ずっこけるから。幸い、「それはやめて!」といったらやめてくれるので助かるけど。
明日も通院。薬このままでいけるかなあ。
生きる糧にします!!!