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ねこ病気忘備録④(MRIからの)

ねこさんのてんかんが判明しておおよそ一ヶ月半。9月中旬は、最初薬が合いだしたのか、1日5回以内に収まるようになって、よっしゃ!!となったけれど、9月21日から急にまた発作が増える。

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あわてて、動物病院に電話して投薬の指示を受けたり、急患で病院に行ったり。そして、9月27日に2回目の入院。前回より多い2泊3日の入院となる。
カリウムの値が下がっていることで、カリウムを常時点滴。そしてテープがかゆいのか、必死でテープをがじがじして取ろうとするので、エリザベスさっちゃんにステップアップ。

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前回同様、食欲は下がらずにもりもり食べてくれるのだが、エリザベスさっちゃんになると食べれないことに気づき、硬直するさっちゃん。(わたくしめが配膳させていただく)

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病院内ではビビりさっちゃんを発動したが、特に暴れたりすることはなく(しかし発作は止まらなかった)退院をしたけれど、家に帰ってから、入院のストレスがやはり高かったのか、食欲が減り、体力もなくなってしまう。
そして、発作の回数は変わらない・・・

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ひどくなる10月。発作回数は15回を超える。そして、夜中に発作が頻出するので、私もさっちゃんも眠れないという日々が続く(午前3時〜6時台は一応収まるので、3時間睡眠が続く)
病院に相談すると、苦い顔でMRIを勧められる。あらゆる投薬をすでに試していて、その効果が全くみられないことを鑑みて、原因を探ってみないと現状どうしようもない、という話を受ける。

全身麻酔であること、金銭的にもかなり高額になること。これまでMRIは選択肢の中には全くいれていなかったけど、この数週間の発作回数の多さ。最悪のケースを考えてもしさっちゃんが今死んでしまったら、「原因不明」で終わらせるより、原因だけは追求しておきたい。人間のエゴなのかなと迷うこともあったけど、結局MRIを受けることに決定。

MRI前日は検査入院のため病院に預ける。MRIは電車で15分くらいの他施設。検査入院は無事に終え、前日夜勤でふらふらしながらさっちゃんを迎えに行き、電車に乗る。電車に乗るのは6年ぶりくらいのさっちゃん、案の定ものすごい心拍数の高さ。
MRI施設に着くと、さっちゃんをそのまま預けて医師から誓約書などの話を受ける。3時間ほどかかるとのことで、全く寝れていなかったのでネットカフェに移る。フラットシートに寝そべりながらぼんやりしていると、MRI施設から電話(久しぶりに電話を取る手が震えた)。ただ、その電話は特に問題はなく、つつがなくMRIは進んでいることの電話。

そしてお迎えへ。結果、脳には全く異常なし。しかし、動物病院のほうで、脳に異常がなかった場合、念の為全身のMRIを撮ってほしいという話があったらしく、その写真で異常が一点。

甲状腺が異常に腫れているとのこと。もともと血液検査で、「甲状腺機能亢進症」は判明していたけれど、まだ自覚症状はないことと、てんかん薬との併用はやめておこうとのことで放っておいた。腫れは予測していたけれど、血液検査の値以上に腫れがひどいとの指摘。
「甲状腺の腫れが頸部を圧迫して、てんかん症状を起こしている可能性がある」けれど、そんな症例は聞いたことも診たことも全くなく、ある研究の文献に一文さらっと書いてあるけれど、、、、どうだろう・・・??とMRI専門のお医者さんもハテナ顔。

その結果を持って、また動物病院へとんぼ帰り。かかりつけのお医者さんも、MRIのお医者さんと電話で話をしていたらしく、「うーん・・・」という話に。結果を踏まえて今後の治療方針は
・甲状腺の治療を同時並行
・上記の意味が全くなければ「真性てんかん」(原因不明のてんかん)として治療
ということになる。というわけで、これまでのてんかん薬プラス甲状腺の薬も追加。この薬が超苦いということで、注射で投薬することに。注射の仕方を教えてもらう。さっちゃん、注射はあまり抵抗はないので、注射しやすいのでとてもありがたい。

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帰宅さっちゃん。そんなにダメージを受けていなかったようなので安心。
甲状腺の薬をプラスして一週間、大きな発作は減ったけれど、ふわっとのけぞるような発作は変わらず1日15回ほど。効果ないんだろうか・・・と不安に思いながらMRI後の初の通院で、血液検査で甲状腺の値は綺麗に下がっていることが判明して一安心。そして、19日から甲状腺の薬量を増やすことに。

そして現在10月21日。19・20日の発作がゼロ・・・!?(もちろん私がいない時間もあるので完全なゼロじゃないかもしれないけど)
ただ、21日の深夜0時15分、ジタバタ系の発作が1回起こるが、それ以後はなし。まだ完全に安心とはいえないけど、もしかしたら、の希望を抱きつつ、日々をすすんでいく。
それにしても、脳に異常がなかったということは、正直私の中でだいぶストレスは下がったらしい。ストレスって、なくなって初めてそのストレスの原因が明文化できるのは私のいつものアレだ。アレ。

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生きる糧にします!!!