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スーパーシニア活力レシピ.01 仕事編① ワクワーク

シニアワーカーが増える中、いつまでも活気に満ちて生き生きと輝く「スーパーシニア」の存在が注目されている。

しかし、そこにどのように至ったかを語る例はまだ少ない。

そこで、シニアでも活発に仕事と趣味を楽しむ筆者が「スーパーシニア」を目指す中で得た知見を、ジャンル別にレシピ化することにした。

最初のレシピは、仕事編① シニアが職場でワクワクしながら輝き続けるための秘訣についてだ。

活力あるシニアであるための工夫が、現役世代にも役立つヒントになれば幸いだ。


レシピ01. イキイキ働ける部署への異動を3年前から準備する

転職ならば入念な事前準備は常識だが、シニアになる際のキャリア変更や部署異動の重要性は低く見積もられがちだ。

シニアが職場で輝き続けるには、そこに残る必要性が無い限りは、それまでのスキルや経験を活かせる別の職場へ異動することを勧める。

その理由は、同じ部署に留まり、かつての部下が上司になることは、WETな日本企業では、まだまだ、お互いに好ましく無いからだ。

特に、長年同じ部署にいる人や管理職には、このレシピをお勧めする。

時期が近づいてきてから、どうするか考えるなんて遅すぎで、自分の体感では3年前でもギリギリだ。

「これまで得たスキルを無視してまで、他へ行けというのか」という意見も有るだろう。

今の状況では、そうなりがちなので、それを避ける強者は、転職したり引退したりする。

だからこのレシピは、あくまでも自社のシニア制度で働く時に輝きたい人向きだ。


...しかし現実には難しい。

自分自身、シニアになる3年前に、社外へ転出されるトラブルに見舞われて初めて、意識したくらいなのだから。

給料的に下がるオファーでは無かったが、厄介払いの様な対応だったため、自社愛が強い自分は、決定前の迅速な社内異動根回しを開始した。


最初に考えたのは、自分の法規知識を活かせる社内クライアント部署だ。

トップと水面下で会い、次に、人手不足気味の別の法規チェック部署にも話をした。

最終的に、趣味のPCやITのスキルを活かし部内のデジタル化を進めていたことで、現在のDXを推進する部署への異動が実現し、シニアの今に至っている。

自社内でのキャリア変更は、転職にかけるのと同程度に、本来は、じっくり時間をかけて検討すべきなのだ。


自分は、幸いにも、良き職場との出会えたが、うまくいかなかった時のことを思うと今でもゾッとする。

とはいえ、必要に迫られない限り変化を避けがちなのが人の常だ。

少なくとも、何を経験し、何を知っているか、異動先にどんな価値をもたらせるかを、シニア3年前に整理しておくことをお勧めする。

その準備が整っていれば、いざという時に現職場以外でも自分が輝ける部署を見つけやすいだろう。


次回は、仕事編② 自己価値の向上について。
スキやコメントいただけたら、とてもとても、嬉しい😆

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