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「戦場のメリークリスマス」に涙が止まらなかった・・

 一回触れただけではよさを理解できなかった・・・という映画は多くあると思う。(映画だけでなく、文学作品なども。)鑑賞時に自分自身にレディネスが備わっているかということかな。出会いのタイミングって大きいと、今回も確認することとなった。

 かの有名な「戦場のメリークリスマス」を観直すきっかけとなったのは、noteの北千住艸さんの記事

 ああ・・わたしったら、なんて表面的な捉えしかできていなかったんだろうね。まあね、幼なすぎたということなんだよね。
 当時の感想ときたら、戦争は悲惨だとか、日本軍が非道なことをしていたんだとか・・とかね。印象に残ったのは坂本龍一とデヴィッド・ボウイの怪しげな美しさ。あのメリー・クリスマスはなんなんだろう?(処刑されるのに)恥ずかしいけれど、音楽にさえ感動できなかった。

 ところが年齢を重ねた今、北千住さんの記事でエーキチママのお話を読んで、スルスルーッて緞帳が開いた気がした。もう速攻で観直したかった!まさに今がわたしの「戦場のメリークリスマス」鑑賞の時期なのだ!

 北千住さんに感謝💓この出会いとタイミングに感謝💓

 予告編は映像が粗くて・・・残念だけれど、わたしにはこんなのしか見つけられなかった。

 記事を目にしたのがクリスマス頃だったから、本当にすぐに観たかったのだけれど、年末年始で主婦暇なし・・( ;∀;)先日ようやくAmazonで観れた。

 号泣~~~!

 弟への贖罪という意味も含めての、ジャック・セリアズ少佐の死。愚かな人間の罪を全てその身に受けての死。まさに十字架に架けられたキリストのよう・・。ヨノイ大尉への口づけは、人間が犯した罪を赦す神のような愛の口づけなのだね・・。

 そのメッセージは確かに伝わる。セリアズ少佐の遺髪を切り取るヨノイ大尉の姿(戦犯として処刑される)、ロレンス中佐に「メリー・クリスマス」と挨拶するハラ軍曹(彼も処刑を控えている)の穏やかな笑顔。

 ここでまたあのテーマ音楽が流れて・・わたしは涙を止めることができなかった。

 そして、日記に記録しようと思い立ち、再び北千住さんの記事読んで・・・また泣いてしまったわたし(アホや!泣きすぎ!)

付け足し・・音楽といえば、デヴィッド・ボウイ演じるジャック・セリアズ少佐の弟(障害があっていじめられていた)の歌声が美しくて、英国風のガーデンとともに、忘れられない。(ジャワ島の日本軍捕虜収容所の殺伐とした風景とは対照的)