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石仏の話

仏像の配置も、様々な決まりがある。
基本的には、それぞれの経典の記述に基づき、配置される。
ただ、それが守られるのは、寺院の内部。
石仏になると、それほど厳格ではない。
修行の場所には、神変大菩薩(役行者由来)という決まりがあるらしい。
その場所に阿弥陀如来が立つと、「決まりを無視した」とか「仏典を理解していない」と批判する学者もあるとか。
しかし、阿弥陀如来が立って、何が悪いのだろうか。
そうやって仏を区別する学者のほうが、心が狭く不用な縛り、つまり煩悩に囚われているような気がしてならない。

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