舞夢

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舞夢

日々、読書と少しの物書き。 たまに旅行、奈良方面が多くなっています。 某小説投稿サイトにも、投稿しています。 ジャンルは様々。

マガジン

  • 時々、気がついたこと

  • 好きな音楽

    好きな音楽をアップします。

  • 古今和歌集

    古今和歌集の私訳です。

  • 西欧暗黒史

    異端審問、魔女狩りについて研究中です。 残酷な記述が多くなります。 美しき中世ヨーロッパのロマンは、吹き飛びます。

  • 般若心経

    反にゃ心境についての私観です。

最近の記事

  • 固定された記事

近江八幡

    • 暦の数え方①雑学

      古代~飛鳥時代までは「春秋暦」を使用していた。 (春から秋までを1年、秋から次の春まで1年) つまり、現代の1年が2年になる計算だった。 初代の天皇、神武天皇は「古事記」の記録では137歳、「日本書記」でも127歳。 第六代孝安天皇は「古事記」で123歳、「日本書記」で137歳。 その他168歳(日本書記)の第十代崇神天皇、153歳(日本書記)の垂仁天皇他、100歳を超えた古代天皇は。、現代の数え方からすると、半分の生涯になる。 日本書紀の紀年と現代の実年が一致するのは、

      • 再生

        ハーモニカの神

        この音色は、至上。

        • 老舗百貨店金茶碗のこと

          全国ニュースになった日本橋の老舗百貨店の金茶碗事件。 1040万円の価格を付けて展示しながら、あっさり盗難に遭う不始末である。 白昼堂々、わずか数秒の早業で、店員が盗難に気づき110番したのは約35分後だったという。 日本を代表する老舗百貨店であり、実に情けない限りである。 犯人は、11時40分ごろに茶碗を盗み、同日午後1時半ごろに江東区の店でマイナンバーカードを示して180万円で売却していた。(すぐに逮捕されることは、わかり過ぎるほどと思うし、何のために危険を起こして盗

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        近江八幡

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          64本

        記事

          都知事の学歴詐称疑惑

          都知事の数十年前における大学卒業資格の真実性について、「嘘を言い続けるのも公職に携わる者としては」、問題があるが、当該大学が「卒業した」とするなら、疑惑を言い続けるのは「時間の無駄」に過ぎないと思う。 都知事としての評価は、「政策の有効性」をまず議論するべきと思うし、それ以外の「学歴詐称」に特化して大騒ぎするのは、少々チマチマとし過ぎる感がある。 ただ、日本のマスコミと野党は、チマチマとした小手先の議論が大好きなことも現実なので、情けない限りである。

          都知事の学歴詐称疑惑

          宗教原理主義者と平和

          宗教原理主義者そのものは、テロリストではない。 テロ行為を行う人が、テロリストである。 ただし、かつてのローマ・カトリック教会や、現代においてもテロを起こし続けている宗教(一神教)の(聖典)教義の中に 「自らの神が絶対であり、正義である」 「その絶対神に従わない人間は、悪魔の手下である」 「神の栄光のために、異教徒(悪魔の手下)を、この世から、追放しなければならないと、神が命じている」 が、現にある。 宗教原理主義者は、その宗教の聖典に従わなければならない。 だから、

          宗教原理主義者と平和

          さくらの花の ちり侍りけるを見てよみける

          さくらの花の ちり侍りけるを見てよみける                 素性法師 ※素性法師:僧正遍照在俗時の子。俗名良岑玄利。      父遍照により法師とされた。古今和歌集に36首所収。 花散らす 風のやどりは 誰か知る 我にをしへよ 行きてうらみむ                     (古今和歌集巻第二春歌下76) この見事な桜の花を散らしてしまう風が泊まる宿を、どなたかお知りでしょうか。 お知りでしたら私に教えていただきたいのです。 その宿まで出向い

          さくらの花の ちり侍りけるを見てよみける

          「ことば」による暴力

          「ことば」は「言の葉(ことのは)」であるが、「言の刃」とも言える。 無自覚に無責任に、根拠もなく「他人を攻撃、中傷し続ける」人の「ことば」は、攻撃される人にとっては、まさに「言刃」である。 しかも、厄介なのは、匿名であるから、発言者への反論も(発言者の特定も)、現実的に困難であること。 確かに、欧米と日本のような近代的な人権社会では、言論は自由である。(隣国では、言論の自由はない) しかし、根拠なき中傷で相手を傷つけたいだけの人には、より強い法的責任と社会的責任を負わせない

          「ことば」による暴力

          大空は 恋しき人の 形見かは

          大空は 恋しき人の 形見かは 物思ふごとに ながめらるらむ           酒井人真    (巻第十四恋歌四 743) 大空は、恋しき人の形見なのでしょうか。 物思いをするたびに、つい眺めてしまうのです。 物思いをするたびに、大空に恋人を思う。 面影が浮かぶのだろうか。 この心理は、現代の日本の流行歌にも、よく出て来る。 身近にはいない人、なかなか逢えない人だから、空のかなたに面影を見る。 そんな切なさは、古代でも現代でも、全く変わらない。 酒井人真は、生年は不明。

          大空は 恋しき人の 形見かは

          飛鳥川 淵は瀬になる 世なりとも

          よみびとしらず 飛鳥川 淵は瀬になる 世なりとも 思ひ染めてむ 人は忘れじ                   (巻第十四恋歌四687) ※飛鳥川:古来、川の流れの変化が激しく、「淵は瀬になる」の枕詞。 飛鳥川のように淵が瀬になるような、移り変わりの激しい世ではありますが、深く思った人のことは、忘れません。 読み手の、相手に対する不変の恋心を詠んだ歌。 相手をコロコロと変える人への、皮肉か当てつけかも知れない。 現代であれば、不倫は、即離婚に向かうので、共感する人は少な

          飛鳥川 淵は瀬になる 世なりとも

          さむしろに 衣かたしき 今宵もや

          よみびとしらず さむしろに 衣かたしき 今宵もや 我を待つらむ 宇治の橋姫                  (巻第十四恋歌四 689) 筵(むしろ)に、自分一人の衣だけを敷き、今宵も私を待つのだろうか。 あの、宇治の橋姫は。 「宇治の橋姫」:宇治橋を守る女神。神話では、住吉大明神が姫大明神のもとに通った説、貴船神社に呪いを授かって鬼女となる「橋姫」話等がある。 また、源氏物語宇治十帖の最初の巻は「橋姫」。 いずれにせよ、京の都から隔絶した宇治であることから、遠

          さむしろに 衣かたしき 今宵もや

          失敗について

          人生は外国語である。 だから、たいていの人間は、それを間違って発音するのである。 クリストファー・モーリー(アメリカの小説家兼編集者) あるいは 人生に失敗が無いと、人生を失敗する。 斎藤茂太(精神科医、随筆家) または 俺は落胆するより、次の策を考えるほうの人間だ。 司馬遼太郎(小説家) 続けて読むと、元気になるかもしれない。

          失敗について

          学者知事の失敗

          S県知事が、突如辞任を言い始めた。 県職員は、農産物販売、畜産業、製造業者よりも「基本的には頭脳、知性の高い」と言い切り、批判を浴びたためたことが、直接の原因らしい。 その反響に驚いたのか、後日、「農産物販売、畜産業、製造業者を軽視する意図はなかった」 ※日本国憲法14条、「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」の意識に欠けるようだ。 「その方たちの心を傷つけたが、(批判を浴びて)

          学者知事の失敗

          忙しがり屋

          時間の使い方が最も下手な者が、その短さを嘆く。 ラ・ブリュイエール:フランスのモラリスト 「忙しがり屋」は、どこにもいる。 常にバタバタと動き回り、「忙しい、私には時間が少ない」と言い回る。 遅刻も残業も多く、ミスも多い。 周囲の迷惑になっていることを、まるでわかっていない。 周囲は、 「それは、あなたの仕事の段取りが拙劣だから」 「出来もしないことを、安請け合いするから、そうなるの」 「単に上司のウケ狙いでしょ?」 「忙しがるのは、手伝ってあげない、手伝いたくもない

          忙しがり屋

          何も成さない

          人は何事かを成すために生きる必要はない。 何も成さなくてもかまわない。 自分の一生は、自分の好きに使えばいい。                 山本文緒(小説家) 確かに他人の顔色を気にして生きても、何も面白くない。

          何も成さない

          人間の性情が変わらない限り、

          人間の性情が変わらない限り、多少の緩急の差や形態の差こそあれ、未来の歴史にも繰り返されるであろう。 トゥキディデス 結局、トゥキディデス死後も、戦争は絶えず起こり、人の血と涙は、流れ続けて来たことは否めない。(もちろん、彼が生まれる前も) 残念ながら人間はそういう性情を変えることは出来ないようだ。 ※ トゥキディデス(BC460~BC395

          人間の性情が変わらない限り、