◆東京近代水道125周年 その3
明治26(1893)年10月22日、淀橋浄水場において、改良水道起工式が行われましたが、様々な苦難に直面したこともあって、ようやく明治31(1898)年12月1日に淀橋浄水場から神田・日本橋方面に給水の開始となります。
当時の水道は、一般家庭の場合、各戸に給水されるものではなく、街路に設置された共用の水栓を利用するものでしたが、すぐに容器一杯となってしまいました。また、旧水道では雨天の際には濁りもつきものでしたが、鉄管で密封された水は衛生的にも安全で、その圧力は防火上の効果が