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箏を弾いてみよう🌸

題材選び

冬休み明けは、和楽器の単元をすることが多いのですが、今年は箏の単元をすることにしました。知的の特別支援学校は星本というものが、教科書として使われています。

星本は、星が1つ⭐️のものから星が5つ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️のものまで学年や実態によって選べるようになっています。一応星1〜3までが小学部、星4〜5までが中学部みたいな感じでの目安はありますが。で、私は中学部に所属しているので、今回は星4の歌唱の題材「さくらさくら」を選んでみました🌸「さくら」は箏の教本だと1番初めに出てくる曲です。※歌では「さくらさくら」ですが、箏の教本は「さくら」で曲名が書いてあります。(山田流)

授業の準備

①調弦の仕方

箏は、柱というものを絃の下にたてて音階を作っていきます。昔はピアノ弾きながら耳で合わせていたけど、今は箏チューナーのアプリがあるので便利ですよ。
柱の位置を変えると、色々な音階が作れるので、「ドレミファソラシド」とかに合わせて色々な曲が弾けちゃいます。校歌もよく題材として使います。🎵

箏の楽譜は漢字でかかれているので、特別支援学校の授業で使う時には、色楽譜を作ったりします。箏の右端には絃の番号が貼られていたりするのですが、漢字を読むのが難しい児童生徒用に帯のテンプレート作ってみました🎶実態に合わせて使っていただければと思います。
こーんな感じに印刷して貼ればOK🎵
ドレミファソラシドでする場合は、三〜十あたりの絃で柱を立てたら良いと思います。奥や手前の絃は弾きづらいので。テンプレートの色も子どもたちの実態に合わせて変えちゃっても良いですよ〜。


シートの余白部分を折り曲げて端をセロハンテープで貼ります。

でも、これって正しく座って弾ける子にはいいんだけど、弾く角度によっては色が違ってみえちゃうので、直接糸に色を色鉛筆でつけてもOKです。(けっこうすぐにとれちゃいますが)

②箏を弾く道具

弾く道具は基本は爪です。山田流は爪の先が丸くて、生田流は爪の先が四角いです。ちなみに私は山田流を習っていましたが、学校では生田流が多い印象です。(あくまで主観)
でも、特別支援学校にいるこども達は、実態も様々なので、爪を使わなくても大丈夫です。例えば、肢体不自由のあるお子さんに使ったのは、こーんな道具。(先輩先生に教えていただき作りました🤩)ほかにも、台所にあるような道具でも音が鳴ればOK。

ちなみに、短箏とか三尺箏という、普通のことの半分ぐらいのサイズのものもあって、子どもの良い位置に先生達が箏を合わせることができるので、以前勤めていた肢体不自由の学校では大人気でした🎶何事も児童生徒の実態に合わせるのがベストですね。⭐️

単元「日本の歌や楽器を知ろう」

だいたい授業は、歌唱、器楽、身体表現、音楽づくり、鑑賞の中の3つぐらいを常に並行して行っている感じです。飽きちゃう児童生徒が多いので。ちょっとづつを何回か続けることで学習の定着をねらいます。なので、今回も、歌唱で「さくらさくら」、器楽で箏「さくら」を、鑑賞では「六段の調べ」をいれて45分の授業を構成してみました。最後は、「六段の調べ」頑張って弾くぞ〜💪と思っていたのに、予想通りには進まない授業。結局YouTubeの動画を活用させていただきました、、、。
「さくら」は結構簡単なので、箏を習っていない先生でもすぐに弾くことができます。ぜひこどもたちに生演奏を聴かせてあげてくださいね。私も全然上手くないのに、「さくら」🌸を弾いたら「おー👏」と拍手してもらえました。😆⭐️

授業スライドと「さくら」色楽譜

授業スライドはこちら。またまた、コピーして使用してOKです。好きにアレンジしてください。スライド内のクイズは、こちらのサイトを参考に作成しました。
スライドの中にも、「さくら」の色楽譜は入っていますが、パワポでものせておきますね🎶こちらも好きに使ってください。



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