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第452話  交通事故が激減するかも⁈【ちょうどいい罰】という妄想は怒りを笑いに変える! (書き直し集-その14)


◆名古屋走り

この名古屋圏では、驚愕する運転を、しょっちゅう目撃する。
マスコミでは「名古屋走り」などと称しているが、目撃した時は、わが眼を疑うほどだ。

マナー違反というような、可愛いモノではない。

悪質な、道交法違反だ。


◆目撃例

いくつか、例を上げる。

信号無視

車が、赤信号なのに、そろりそろりと少しづつ前に出て、まるで歩行者のように(歩行者でも道交法違反だが)信号無視を実行する。

この運転手は、当然ながら次の信号も、その次も、信号無視を繰り返す。

これには、わが眼を疑った。
この運転手は、稀に見る、悪質ドライバーなのだろうと思った。

しかし、この現象をしょっちゅう見ることになる。
呆れて、3日間くらい僕の口は、ポカンと開いたままだった。


一時停止の完全無視

これは、一時停止の「不完全停止」、ではない。完全無視なのだ。

徐行さえしていない。
自分が優先道路のように、ノンストップでの走行。

見ていて、本当に「ドキッ」とする。


道路の真ん中の、【ゼブラゾーン】に、堂々の駐車

名古屋の道路は広い。
片側3車線の道路が、いたるところにある。

その、広い道路の真ん中に【ゼブラゾーン】があったりする。
斜めの白線が引かれていて、「入るな」「走行するな」と、そのペイントは意思表示している。

その、ド真ん中に、平気で【駐車】する。

停車、ではない。
車から降りて、車から離れる、駐車だ。

すごい心臓をしている。
パット見、広い道路のド真ん中に、車がポツンと停まっているのだ。
事故車か故障車にしか見えない。


一方通行の逆走

バックで、とかではない。
間違ったとか、知らなかった、とかではない。

どうやら、「少しなら良い」「警察さえいなければ良い」、という考えのようだ。

しかも、その運転をタクシー運転手に強要する。
応じないとキレて、「感じ悪いやっちゃな」と絡む。


「黄色まだまだ、赤、勝負」

僕の実体験だ。

右折矢印が出ている。しかし黄色になった。
2台前の車が止まるべきタイミング。でも、1台が右折した。ま、これは良くある行為だ。
が、その次の車まで右折する。

「おいおい」と、思わず声が出る。
すると、停まった僕の車を左からかわして、3台の車が右折した。

僕の後ろの車が、3台もだ。
言っておくが暴走族ではない。一般車両だ。

「黄色まだまだ、赤、勝負」という言葉を、『名古屋あるある』とかいう本で読んだが、本当だった。


その他

タクシーが交差点の角で停車して、ずーっと客待ち。ドアまで開けている。交差点でタクシーを止める、降りる、乗り込む、は日常の風景。

車線変更のウインカーを出さない。
割り込んで(譲ってもらって)の、お礼のハザードはない。

左折するときに、右車線側に、かなり膨らむ。
これは、ラジオで聞いて驚いたのだが、「この走行はカッコイイからする」と、そう言うのだ。

右に膨らむことで、スピードを落とさずに左折できる。
オレって、運転が上手い! カッコイイだろう! という感覚らしい。
(ダサッ!)

逆に、右折は、コーナーの角を攻めるような、小さな右折をする。
アウト・イン・アウトのコーナリング。

これだと、インのとき【逆走】となり、右折側の対向車に、正面衝突しかねない。


◆妄想「ちょうどいい罰」

この、交通文化に慣れていない僕は、運転中のイライラがMAXになった。
精神衛生上、非常に良くない。

そのイライラを緩和するために、「ちょうどいい罰」という妄想が生まれた。

「ちょうどいい罰」を妄想すると、イライラが、かなぁ~り、軽くなる。
あるいは、全く消えてなくなったりする。

もの凄く効果があるので、超~オススメだ。

【ちょうどいい罰】とは、

僕が「ちょうどいい罰」を願った場合にのみ、それが神様の力によって、実現されるという妄想だ。

例えば、ウインカーを出さずに、かつ、強引な車線変更をした車。

この車に対し、僕は、

「鳥の糞、3連チャンの刑」

と念じる。

この罰を、神様が「ちょうどいい」と判断した時のみ、その念じた罰が執行されるのだ。

執行されるときには、脳内に直接テレパシーで『ちょうどいい』という神様の声が聞こえる。

かなり危険な、例えば、徐行すらしていない一時停止無視なら、

「同じように、一時停止無視の自転車と、交差点で鉢合わせ事故を起こし、処罰される。被害者はケガをするが、後遺症はなし」

などと、念じる。

罰は、軽すぎても重すぎても神様は実現してくれない。
脳内へのテレパシーがないのだ。

ちょうどいい時のみ、テレパシーが聞こえ、刑が執行される。

この妄想で、僕のイライラは、かなり緩和した。
ゆかりちゃんにも説明して、最近のわが家では、ちょっとしたマイブームになっている。

「じょーじ! 今、合流でイジワルして、入れてくれんかったあの車には?」

「そうだなぁ。めっちゃ怖い本職の人に同じことやって、絡まれて、小突かれて、そして3万円取られる、の刑や~」

「ちょうどいい~! 採用やねぇ~!」


こうやって運転中のイライラを、僕たちは、笑いに変えている。


◆椎間板ヘルニア

ちょうど今、僕が、

「椎間板ヘルニアの症状が出た」
「右脚に、痺れと痛みが…」
「クッ…」

と言ったら、

「ちょうどいい罰だ~!」

と、ゆかりちゃんが言った。

「さっき、わたしに、イジワル言ったからやで~!」

と、ゆかりちゃんは、すごく嬉しそうだ。

僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。




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