2週間前の金曜日、父親から仕事終わりに電話があった。

父親はたまに東京に来た時に電話してくるから、また夜ご飯でもどう？的なやつかと思った。けど今回は様子が違ってた。

お母さんが入院する

そう聞いて、すぐに実家のある愛媛に向かった。

大した病気とかではなかったけど、、
父親は船舶の仕事で離れられない、兄も海外、
私が行かなきゃっていう気持ちでいっぱいだった。

ついてすぐに手術の説明と入院の説明。
病院の先生って起こり得ることを全て言わないといけないらしく、
可能性はほとんどないんですけど、、の内容がすごく怖かった。

お母さんはもっと怖かったんだろうな...

手術は無事に成功したけど、
母親は本当に苦しそうで痛そうで、、側で見守ることしかできなかった。

でも、
「まいちゃんがいてくれてよかった、帰ってきてくれてありがとう」

って3日間くらい母親は泣いてた。

初めての入院・手術で精神的にも体力的にもきつかった中、感謝の気持ちを伝える母親のことを本当に素敵だと思った。

そこから2週間、父親が帰ってくるまでは愛媛にいようと思った。

リモートで働けることになったことは本当にありがたかった。上司、チームメンバー、同期、いろんな人に支えられて、感謝しかない。

母親の体調だけでなく、私の体調にまで気にかけてくれて...
その一言にどれだけ助けられたか。。。

田舎で車を運転できない私は自転車で病院に向かう。
朝7時に出発して8時くらいについて、母親の体を拭いたりして
仕事をして18時に病院を出て19時に家につく。

でもこの景色と小学生のこんにちはっていう挨拶。
懐かしい時間だった。

病室の母親はどんどん良くなっていった。

そしてたくさんの人がお見舞いに来てくれた。
母親は父親の実家に越してきたのにこんなにも周りを愛して愛されて、幸せ者だなぁと思った。そしてたくさんの人がお見舞いに来てくれた。
母親は父親の実家に越してきたのにこんなにも周りを愛して愛されて、幸せ者だなぁと思った。

2週間がたって父親が戻ってきて、私も東京へ戻る時がきた。

母親が私に3枚にも渡る手紙を書いてくれた。

もう号泣、バスの中だったけど号泣。

この2週間たくさんの学びがあった、
愛を持って接し感謝を伝えること、家族って大事だよってこと。

愛を持って接し感謝を伝えること。
あれとって、これやってという私に対して文句言わずやってくれた母親。
今回少し恩返しができたような気がしている。あとは、母親のようにまっすぐと感謝の気持ちを伝えたい、と心から思った。

家族って大事だよってこと。
大学生までは、家族のことを特別に思っていなかった。むしろ反抗気味の態度をとっていた。変化は大学4年の時のカナダ留学。ホームステイ先の家族の助け合っている様子をみて、こういう家族になりたいって思ってから。たぶんこう思ってなかったら病院にも行ってなかったのかもしれない。でも病院に行って側についてあげれてよかった。

こう気づけたからこそ伝えたい、、、

もし家族に何かあったら側にいてあげてほしい。何日間か休んで迷惑をかけてしまうかもしれないけど、側にいてあげるだけで安心すると思う。

自分にとって何が大切で、どうしたいのか、、、

今の私は家族が１番。それだけは確か。