コーヒークリームコロッケができるまで。

これは、
コーヒークリームコロッケという商品が出来上がるまでの物語である。

この物語はもちろんノンフィクションである。

2024年、元旦。
何を感じとったのかわからないが、急に頭の中に『コーヒークリームコロッケ』という言葉が浮かんだ。味や見た目など『食べる』ことよりも、ただ単にこの名前『コーヒークリームコロッケ』という、名前の音に惹かれた。

『コーヒー』、『クリーム』、『コロッケ』というこの三つの単語のテンポが絶妙にいい。

ただそれだけの事では有ったのだが、
何度と繰り返し口遊んでいると、
ふと、
『で、コーヒークリームコロッケってどんな味なんだろう?』
と気になってしまった。

食べたことがないので、味は想像するしかない。
なんとなく、悪い組み合わせでもないから不味くはない気はするのだが、 
それでも美味しいがどうかと言われると、うーん、と考えてしまう。


そもそも、
この世の中に、コーヒークリームコロッケなる商品は存在していたか?

Webで商品名など調べてみた。が、これが出てこないのである。

つまり、
コーヒークリームコロッケなるものの味を知ろうとするなら、購入するなど簡単な選択肢はなく、

「自ら作るしかない。」


となった訳である。

つづく。



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