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自己紹介代わりの「はじめに」 ー沖縄の「へそ」うるま市石川のローカル生活(1)

沖縄県のうるま市石川をご存知でしょうか。沖縄本島を俯瞰すると真ん中あたり、ほっそりしてぽっきり折れそうな「くびれ」に位置しており、沖縄の「へそ」と呼ばれています。

2005年の市町村合併で具志川市・石川市・勝連町・与那城町の4市町が合併して誕生した「うるま市」の旧石川市を指します。うるま市の人口約125,000人のうち旧石川市には約24,000人が暮らしています(うるま市のサイトより)。

「くびれ」の西側は、海に沈む夕日が絶景で、リゾートホテルが立ち並ぶ恩納村・読谷村。一方の石川が面している東側は、海には火力発電所の施設がそびえ、有名な観光名所もありません。観光客は正直、素通りするエリアと言っていいでしょう。

僕は、そんなうるま市石川に2014年から3年ほど暮らしました。元々は九州出身で、大学進学で上京、そのまま東京で就職したのですが、ひょんなことから転勤となり、縁もゆかりもない沖縄の片田舎に引っ越すこととなったのです。

県外移住者が綴る沖縄ライフや移住ブログで描かれるのは、大企業の支社や営業所が集中して移住者が珍しくなく、便利で都会的な生活ができる那覇市近郊がメインの印象です。(正直、僕も最初は那覇に住みたかったです)

しかし今振り返ると、僕にとってうるま市石川の暮らしは、地域社会・文化に溶け込み、数多くのディープな体験をさせてもらった、忘れがたい大切な思い出となっています。記憶が薄れる前に、文章にまとめておきたいと思ったのが、この記事を執筆しようと思ったきっかけです。

観光客がリゾートとしてイメージする沖縄とはかけ離れた内容になるかと思います。どこまでニーズがあるかは分かりませんが、うるま市石川を訪れる人、愛する人が一人でも増えればいいなと願い、執筆を続けられるようゆるりと頑張りたいと思います。

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