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移住失敗しました

こんにちは!
2021年6月に長野県佐久市に移住したまちだです。

今回のテーマは私の移住失敗についてです。
実は私...過去に移住失敗してるんです😭
今日はその失敗について、恥を恐れず赤裸々にお話ししたいと思います。

『なぜ移住失敗してしまったのか』、『移住失敗しないためには何が必要だったのか』を共有させていただきます🙌

本記事を通して、自分と同じ失敗をする方が少しでも減らすことができれば幸いです。

この記事でお話しすること

1. どんな失敗をしたのか
2. 失敗から学んだこと
3. 移住失敗しないために必要なこと

初めての移住、そして失敗

私は現在、長野県佐久市にある移住者向け団地『ホシノマチ団地』に住んでいます。
2021年6月に神奈川県から移住してきたのですが、実は今回の移住は2回目。
以前に一度移住をし、失敗しているのです...😱

はじめての移住先、台湾

私のはじめての移住先は台湾でした。
もともと台湾には1人で旅行に行く程大好きで「将来は台湾に住みたいなぁ」となんとなく思いながら毎日を過ごしていました。

そんな私が台湾移住を決断した一番の決め手は、当時付き合っていた彼女が台湾人だったからです。

台湾人の彼女との出会い

詳細は端折りますが、思い出を少し。(少しと言いつつ長いです...)

台湾人の彼女とは日本で出会いました。
彼女は、台湾の大学を卒業後、台湾の企業で数年間就業した後に来日。
在学中から日本の文化に強い興味があったようで、「将来は日本で就職したい」という夢を持ち東京の日本語学校に通う学生さんでした。

その後、日本語学校を卒業し、ついに日本での就職活動を始めたのですが、就活を始めた時期が最悪でした。
新型コロナウイルスがちょうど蔓延し始めた時期だったのです。

キャリアの浅い外国人の就職はただでさえ厳しいのですが、当時、ウイルス対策の先行きがいまよりも不透明で、企業の多くは新規雇用を大幅に縮小していた頃でした。
案の定、台湾人彼女の就職活動は難航していました。

私が仕事から帰ると、毎日のように面接に落ちた彼女が部屋で待っていてくれていたのですが、私に「気を遣わせまい」と辛い表情を隠しながら見せる作り笑顔を見るのが次第に辛くなっていました。
「今日の面接はどうだった?」という問いも次第にしなくなっていました。

そうした状況の中、日本の感染状況は先が見えない状態が続き、このまま日本にいてもお互い不幸になると思い、2人で相談して彼女を台湾に帰国させることにしました。
正直、この時は「コロナもそのうち終わり、またすぐに会えるだろう」と楽観視していたのです。

しかし、その後すぐにお互いの国で外国人の渡航制限が本格的に始まってしまい、そこから約半年間の遠距離恋愛が始まりました。

東京での仕事を退職

詳細は端折りますが、私はその後東京での仕事を辞めました。

仕事を辞めた理由は、もともとフリーランスとして働きたかったのと、勤めていた会社でのプロジェクトの区切りが一旦ついたためです。
当時、大きなプロジェクトを責任あるポジションで任せていただいていたので、経験とスキルが身についていたのもフリーランスになることを決断する大きなきっかけの一つでした。
「今なら一人でもやっていけるだろう」という確信がありました。

フリーランス転身後、フルリモートワークで働けるようになり、東京から一度千葉に引越し、台湾渡航の準備をしていました。
千葉を選んだ理由は、国際便のある成田空港に近いからという理由でした。
ただ、千葉県の千葉市に住んでしまったので、東京から特急で空港まで行く方が、実は早いということに引っ越した後に気付きました 笑
完全に選択ミスです。

ワーキングホリデーで台湾へ

当時、すでに台湾は外国人の入境を一部を除いて封鎖していました。
観光はもちろん、学生ビザでの渡航も不可でした。
でも、就労ビザとワーキングホリデービザでの渡航は可能だったのです。
「それなら」と思い、私はワーキングホリデー制度を使って台湾へ渡航しました。

台湾人彼女との半年ぶりの再会

ワーキングホリデーの申請も無事通り(申請大変だった)、台湾渡航前後に2週間の自主自宅隔離、その後複数回PCR検査を行い、台湾へ。
台湾到着後は空港に停めてあるタクシーに強制的に乗せられ、そのまま2週間のホテル隔離。
ホテル隔離生活では、ご飯が毎日3回、ドアの前に置かれます。
それを黙々と食べ、特にやることもないので、だらだらと過ごしながら眠くなったら寝るという怠惰な生活の繰り返しです。

そして2週間の隔離生活後、ようやく台湾人の彼女と約半年ぶりに再会しました。
毎日テレビ電話で話していたので、久しぶりの感じは全くしなかったのを覚えています。
文明の力ってすごい!✨
でもやっぱり直接会うのとテレビ電話で会うのとでは全然違います。
再会した時はドラマの主人公になった気分でした。
色々あったけどやっと会えたね感がお互いにすごかったです。

私、中国語話せません

それから、私の台湾移住生活が始まりました。
初めのうちは海外旅行気分で、日本の仕事をリモートでこなしながら毎日楽しく過ごしていましたが、非日常生活も1ヶ月続けば日常になってしまうんですね。

旅行気分が無くなると同時に、言葉も文化も違う環境が日に日にストレスに感じ、次第に休日も家から出ない生活になってしまっていました。

破局、そして帰国

ちょうど旧正月の時期ということもあり、台湾人彼女の実家に何度か行ったりしてたので、「そろそろ結婚するんでしょ?」的な雰囲気は出ていたのですが破局。

その後すぐに日本に帰国しました。
2人の間でも結婚を臭わせるような話しが出ていたので、彼女からしてみたら「はぁ?」って感じだったと思います。
自分勝手で本当に申し訳ないです...。

なぜ移住失敗したのか

私の台湾移住生活が失敗に終わった理由を改めて考えてみると、一番は「てめぇが中国語の勉強もせずにのんきに移住したから」というのが最大の理由になってしまうのですが、その結論では次に活かしにくいですし、これを読んでいるみなさんにとってもタメにならないと思います。

なので、もう少し視点を広げて改めて考えてみると、移住失敗の理由は『人との深い会話で生まれる関わりがなくなって孤独を感じてしまったから』というのが一番しっくり来るような気がしています。

台湾に住んでいた頃は言語が通じないので、他者と議論をする機会がまったく無くなってしまっていました。

「え、話す相手なら台湾人の彼女がいたでしょ?」と思われるかもしれませんが、彼女もそこまで日本語が流暢ではなかったですし、日本語学習歴2〜3年の方と深く議論するって実は結構難しいんです。

なるべく簡単な日本語を用いることを心掛けながら会話をするのですが、結構伝わらないことが多くて、、、
議論が本題から逸れてわちゃわちゃってなっちゃいがちなんですよね。

いや、それも私が中国語が流暢になってさえいればすべて解決する話なのですが...。
3年以上日本語を勉強している彼女を目の当たりにしていると「自分が中国語マスターできるまであと何年ぐらい掛かるのだろう。それまでこの台湾での生活環境に耐えられるのだろうか。」とか思ってしまったのです。

いま思うと当時めちゃめちゃネガティブ思考人間になってたんだなぁ...

移住失敗から学んだこと

自分は「人と議論することで孤独感を解消している」と学びました。
自分だけではなく、ひょっとしたらあなたもそうかもしれません。

少しスピリチュアルな話になってしまうかもしれないですが、台湾移住に失敗した件を後々自己分析してみた際、孤独を解消するためには『議論をする』という行為が結構重要だという結論に自分の中でなりました。

『自分以外の人と深い意見を交わすことで、新たな発見があり、その発見を通じて自身の成長を感じることに人との繋がりを感じている』のかもしれないと思ったのです。

自分が成長できる環境として、海外移住は非常に大きな影響力を持つものだとは思いますが、環境が変わるだけでは自分はダメでした。
環境の変化プラス『議論する(自分以外の人と深い話をする)』という行いが、自身の成長および孤独感を解消する上で大事な要素なのだということにこの移住失敗の件で私は学んだのです。

移住失敗しないために必要なこと

冒頭でもお伝えした通り、私は現在移住者向けの『ホシノマチ団地』という団地に住んでいます。
ここでは、玄関から30秒ほど歩いたところに共用のシェアオフィスがあります。

シェアオフィスでは、団地のスタッフさんや同じ移住者の団地住民、外部のオフィス利用者さん等々、様々な方々と地域や移住について議論できる場があります。

このシェアオフィスが他者と議論を交わす空間となっていることで、見ず知らずの土地に単身移住してきた友達の居ない私でも孤独を感じることなく生活することができています。

移住は知らない土地での新しい生活、新しい人々との関わりの始まりです。
環境が変化したことによる不安や新しいコミュニティに飛び込んだ際の孤独感もきっと生まれやすいはずです。

そんな時、うわべのご近所付き合いだけでは、なかなかその不安や孤独感は解消できないかもしれません。
議論できる他者との交流が心の支えになる場面もきっとあると思います。

そのため『移住後は受け身にならず、無理のない範囲で現地のコミュニティに参加し、他者と議論する機会をつくる』というのが移住失敗しないため、移住先で孤独を感じないための一番の解決策のような気がします。

ただ、移住先でいきなり出来上がったコミュニティに飛び込むのは少し勇気がいると思うので、移住者が集まるコミュニティ等、同じ境遇を持つ者同士の集まりなどから関わりの輪を広げていくと良いのかもしれません。

まとめ

誤解のないようにきちんと断言しておきますが、こちらは移住生活をメインに発信していくブログです。
なよなよした痛い恋愛ブログかのように見えるかもしれませんが、私が一番伝えたいこの記事の本質はそこではありません。

この記事で一番に伝えたいことは『移住失敗の原因は深い議論をする相手がいないことから生じる孤独感だった』ということです。

その孤独感を払拭するために、まずは移住先のコミュニティに参加し、他者と議論する機会をつくることが重要だと思っています。(まずは地域課題に取り組む移住者向けコミュニティなどに参加するのが良いかも)

長くなりましたが、この移住失敗談から何か少しでも学びが生まれていれば幸いです。

ではでは、よい移住ライフを👋

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