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和田誠展を見た!!!!!

こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<夏一直線ですねー・・・>ミツルギです。

ポスター

『和田誠展』に行ってきました。
昔から好きでしたねー、和田誠さん。

入口の看板

これこそ「自画像」ですよね?

入口付近の絵

アーティストたち。
手前の『ビートルズ』、リンゴ・スターなんてもうワシッ鼻を通り越して新種のワシになってます。

入口付近の絵

ヒッチコック先生です。
この絵が大好きです。
かなり「近所のおっさん感」が出ますよねー。

入口付近の絵

昭和のスターたちです。
この人の似顔絵は、省略とデフォルメですねー。

入口付近の絵

ここまでデフォルメしてもわかりますよねー。

入口付近の絵

この糸井重里さんは、やたら可愛いと思います。
これがまだ入場する前なのです。

最初の部屋

ここが最初の部屋なのです。
が、この部屋がかなり濃厚なのです。
この部屋に和田誠の人生が集約されているのです。
柱の1本1本が時間なのです。
年表になっているのです。
我々は柱をグルグル回るしかありません。
なのでこの部屋だけでかなり歩き回りました。
1時間以上はこの部屋で費やしたんではないでしょうか?

1981年

きりがないのでこの柱のここだけ撮りました。
『ゴールデン洋画劇場』のオープニングアニメです。
これ好きだったなー。

『hi-lite』

煙草の『hi-lite』も和田誠氏によるものでした。
凄いですよねー。
たしか父もこれを吸っていたと思います。
私が5歳のときに死んだのであまり確かな記憶ではありませんが。
この青と白のデザイン、覚えてるんですよねー。

映画のイラスト

やはり映画のイラストですよね?
下書きと比べると苦労がわかります。
でも、こういう構図がすぐに作れるかどうかが絵の上手い下手に直で繋がると思います。
有名なシーンですが、見てもすぐにできませんよねー。

映画のイラスト

『ペーパームーン』の名シーンです。
大好きな映画です。
ちゃーんとティタム・オニールの生意気な感じが出てますよねー。


映画のイラスト

『北北西に進路を取れ』好きですねー、ヒッチコックで一番好きかも。
寅さん、それほど観てないけど好きですねー。

映画のイラスト

『ボニーとクライド』、いや、『俺たちに明日はない』です。
そして、『勝手にしやがれ』です。
決してそんな映画ではないのですが、和田氏の手にかかればほのぼの感が出てくるのです。

『マザーグース』

『マザーグース』もこの人にかかればこの通りほのぼの感が強くなります。
それだけに毒が強烈に回って来るのです。

『ことばのこばこ』

ベタなのか?シュールなのか?
こういうユーモアがいいです。
ちっさいこと本気でやってる感じが。
谷川俊太郎さんとの『しりとり』の本、私大事にしてます。

『お楽しみはこれからだ』

私がこの人の入門編にしたのはこの本です。
映画をテーマに1シーンのイラストと名台詞、そして簡単な感想や裏話を書いてます。
好きでしたねー。
載ってるのはほとんど観たこと無い映画でしたが、興味を持ったものです。
ビリー・ワイルダーのことを教えてもらったのもこの本だったんじゃないかな?
「台詞を一つ、映画から持って帰ろう。」
という映画の見方をしだしたのもこの本の影響です。

『お楽しみはこれからだ』

この本は兄が買ってました。
「この本、分厚いのに40分ぐらいで読めるなー」
学生時代の私は本がなかなか読めなかったので、これは楽だったのです。
それでいて凄い情報が入って来る感じがして。
映画というより物の見方を教えてもらった気がします。

『お楽しみはこれからだ』

『キネマ旬報』を読むときは真ん中から読んでました。
『お楽しみはこれからだ』とか小林信彦のコラム、手塚治虫のエッセイ。
赤瀬川原平のもあったなー。
立ち読みするときはそこだけ読んでました。

『麻雀放浪記』

これ夢中で観た映画です。
面白かったです。
白黒映画にわざわざしてます。
役者が凄くハマってて、映画の楽しさが詰まってました。
この映画のメイキングも面白かったです。

『怪盗ルビイ』

この映画も好きでした。
評判はそれほどでもなかったですが、日本映画の暗さのないコメディーはなかなかないタイプで楽しかったです。
いろんな人がちょい役で出てきたりします。
それも当時はなかなかなかったです。
これもメイキングを読みました。
やはり面白く読みました。
これは原作も読んだのです。
それぐらい私のお気に入りの映画です。

あと2本長編があります。
『怖がる人々』
これはオムニバス映画です。
軽く楽しませてほしいのに力が入り過ぎてる感じかなー。
1本だけなら面白いけど、ちょっとしんどかったです。

『真夜中まで』
こちらは面白かった記憶がありますが、最初と最後しか覚えてません。
これも日本ではない雰囲気の映画でした。
ヒッチコックサスペンスだったと記憶しています。
もう一度見直してみたいなー。

あと短編アニメ
『マーダー』
を少し観れたのが嬉しかったです。

セーター

セーターのデザインもしていたそうです。
レミさんのために考えたのですよ。
『北風と太陽』です。

セーター

『キングコング』です。
こういうこともしてたんですねー。
異色だったのでインパクトありました。

ポスター

ポスターの数々。
手塚治虫のポスターを覚えてます。

ポスター

『金田一耕助の冒険』、大林宣彦作品ですがノリについて行けませんでした。
『夢見るように眠りたい』、浪人時代に観て、ウットリしました。
当時、メジャーの作る日本映画がやたら軽く観えてしまっていたのです。
この映画で佐野史郎を初めて観ました。
凄い役者だなーと思ったものでした。

『週刊文春』

こういう仕事もあったのですねー。
なんかぽくない気がするんですよねー。

『週刊文春』

動物になるといくらかぽくなります。
やはりこの柔らかなほわわん感が好きなのです。

『渋谷ヒカリエ』の喫煙スペースのための壁画

この絵を描いてる動画が流されてました。
色指定って大変だということがわかりました。
それ以上に絵を描くって「魔法」みたいだなーと思いました。
この展覧会で一番面白かったかもしれません。

会場を後にしました。
ご飯を食べに行きます。

とり天うどん(580円)

『九十九うどん』へ。
前から行ってみたかったのです。
なかなかいい味と値段だったのでまた行くことにします。
上に載ってるいりこは、出し殻いりこを揚げたもので、取り放題なのです。
これもポイント高いところです。

缶バッジ

お土産も買いました。
自分にですが。
『お楽しみはこれからだ』の『楽』です。
これは一目見たときから欲しかったのです。

ポストカード

妻が買ったのがこのポストカードです。
彼女の思う今回の和田誠展らしい絵だそうです。

ポストカード

『密林一きれいなひょう』のポストカードです。
私が選びました。
チョウチョがひょうを彩ります。
ニンマリしてしまうんですよねー。

半券

半券に選ばれたのが、『マザーグース』のバイオリンを弾くネコです。
これもニンマリしてしまいます。

イラスト、デザインのみならず、映画監督、演出、作詞、作曲、文筆家、絵本作家など多岐にわたる活動をしていたのです。
高校時代、映画のことを語って仕事してる和田誠氏が羨ましかったです。
映画まで撮っちゃうし。
映画関連の本をたくさん読みました。
「これは観なくては」
と思わせてくれた映画を深夜放送でみつけると必ず観ました。
映画鑑賞の師匠の一人です。
何でもできちゃうスーパーマンのように思ってました。

かなりの数の作品をドバーッと観れて良かったです。
頭も体もフルに使う展覧会でした。

あっ、京都行ったのにカルネ買うの忘れた・・・


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