見出し画像

歴史なんて学ぶ必要ないよね??

よくこういう声を聞くことはありませんか?

「歴史なんて学ぶ必要ないよね?」

いや〜、もったいないなー。
本当にもったいない!
歴史って凄い楽しいし、人生の勉強になるので軽くでもいいから絶対に学んでほしい分野だと思います。
今日は私が考える歴史を学ぶべき理由を書いていきたいと思います。

学校の授業はつまらない!


学校の歴史の授業がめちゃめちゃ楽しかった!
という人、ほとんどいないのではないでしょうか?

事件の名前を覚える。
年号もセットで覚える。
事件の詳細が文章で書かれていて、それが4つくらいならび、起きた年代順に並べ替える。

歴史の授業とかテストってこんな感じでしたよね?
これはつまらないと思います。
でもしょうがないですよね。
歴史を深ぼって教えようとするととんでもなく時間がかかりますし。

でももしこれが理由で歴史嫌いになったのであればちょっと待ってほしい!
私が考える歴史の魅力を絞りに絞って3点あげてみます。

①普段の旅行が数倍楽しくなる
②人の想いを感じとることで実生活にも活かされる
③日々の生活に感謝することができる

全然3点では足りないのですが、全て語ると歴史並みに長くなるのでこれくらいにしておきます。
それでは一つずつ解説してみたいと思います。

普段の旅行が数倍楽しくなる

南国が好きな方は多いと思います。
南国に行ってすることといえば大体

海水浴やマリンスポーツを楽しむ
綺麗な海を見ながらビールを飲む
ショッピングを楽しむ

方が多いと思います。
私もこれはやります。だって楽しいもん。
でもこれだけで終わってしまうのはもったいないな〜と思うわけです。

日本の南国といえば沖縄ですね。
日本人が好きな海外の南国といえば、グアム、サイパン、ハワイがありますね。

私は全て行ったことがあるのですが、グアムを除いて歴史スポットにも足を運んでいます。

沖縄であれば「首里城」「ひめゆりの塔」。

2014年の首里城なので焼けてしまう前ですね。。

サイパンであれば「バンザイクリフ」。

太平洋戦争中にアメリカ軍に追い詰められた日本兵や民間の方がここから身を投げられました。
その時に「天皇陛下万歳!」と叫び、飛び降りられたことから「バンザイクリフ」と
名付けられています。
確か近くにあった供養塔だったかな?

ハワイに行った時は「パールハーバー」。

この下に日本軍が沈めた「戦艦アリゾナ」が眠っています。
この空を数多の零戦や爆撃機が飛び交っていたんですね。
戦艦ミズーリを横から。
太平洋戦争がでの日本の降伏文書調印式が行われた場所は日本であり日本ではありません。
東京湾に停泊していたこの戦艦ミズーリの艦上で行われています。

様々な史跡や戦跡をめぐってきました。
沖縄もサイパンもハワイも今ではとても平和な観光地ですが、
約80年前はまさしく戦争の舞台の一つでした。

これはあくまでも一つの例ですが、
どんな場所に旅行に行くにしても歴史と観光地は結びついていますよね。

今から行く観光地は過去にどういう出来事があったのか。
大まかに理解してから行くのとそうでないのとでは、
楽しさが全く違うと思います。

人の想いを感じとることで実生活にも活かされる

歴史は一人一人の人が歩んできたそれぞれの「人生」をかき集めたものだと
思います。
歴史の教科書に載っているのはあくまでも出来事。
そこに感情はありません。

でも例えばですが、

「1945年8月6日 アメリカ軍によって広島に原子力爆弾が投下された」

これは一つの歴史上の出来事ではありますが、
「そうなんだ」とか「ひどいね」くらいで終わってしまうと思います。

ただ広島に行って原爆ドームや資料館に行けば分かります。
そこには当然のことながら一人一人の人生があったのです。
それが一瞬で消え去ってしまった。
だから「ひどい」のです。

資料館には犠牲となった方の遺品等が数多く展示されています。
私はそれらの展示物から一人一人の想いを感じたり想像します。


平和記念公園から見える原爆ドーム


こういった想像は日々の生活にも活かされます。

普段人付き合いをしていると

「この人常になんか怒ってるな」とか
「この人はいつ何時も冷静で何をしても怒らないから凄い」

と思うことってありませんか?
私も常に怒っている人は好きではありませんが、
そういう人を見て拒絶はしません。
多分怒りっぽくなってしまっている理由が何かしらあるから。

反対に聖人君子並みの優しさを持つ人がいても、無条件で好きになることはありません。
なぜならそれこそ昔は周囲に怒鳴り散らしてきたけど、その反省を元に今は落ち着いている事が多いのかなと想像をしてみたりします。
(生粋の聖人君子の方、すみません••!)

もちろん考えすぎるのは良くないですが、
今目の前に対峙する人の性格にはその人が歩んできた歴史が表れている、
と私は思うのでそれらを深く考える。
そうする事で自分自身が思慮深い人間に近づけるのではないかと思うのです。

日々の生活に感謝することができる

私はこの時代の日本で生活する事ができて本当に感謝をしています。

もし80年早く生まれていたら
もしウクライナ人やパレスチナ人として生まれていたら

自分も戦禍に巻き込まれていた。
でも今自分は平和に生活をする事ができている。

ただそれを当たり前と思うのではなく、
誰かの犠牲があったから成り立っていると考える。

そうする事で必然的に先人の方々への感謝と
今の生活に感謝する事ができると思うのです。

だからこそ私は歴史は学ぶ価値があるのではないかと思います。

おわりに

歴史を学ぶか学ばないかは人の自由です。
なので私は人に押し付けることはしません。
でも学ぶといいことは絶対にあります!

自分の人生が豊かになるだけではなく、
日々の人とのコミュニケーションにも活かされる
そして仕事にも活かすことができる

それが「歴史」だと思うのです。

もし直近で旅行に行く機会があれば、
その旅行先で起きた過去の出来事をググってみてください。
絶対に何かしらあるはずなので。

ちなみに私は昨日「靖国神社」に参拝してきました。

歴史が好きといっておきながら、
東京に10年以上住んでおきながら、
大変恥ずかしながら初めて行ってきました。
冒頭の画像は靖国神社にある「遊就館」という施設に展示されている
零戦五二型です。

次はその時のお話を書いてみたいと思います。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?