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【敵国同士の二人が表現する”思いやる愛情”】「金の国 水の国」

土日は長男が早めに就寝することもあり、夫とアマプラで映画を一緒に観て過ごすことが多いです。
今日は、先日観た映画が良すぎたので、その紹介と心に残ったセリフをお伝えします。

「金の国 水の国」

あらすじ

商業国家で水以外は何でも手に入る金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士だが長年にわたりいがみ合ってきた。金の国のおっとり王女サーラと、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤルは、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を演じることに。自分でも気づかぬうちに恋に落ちた2人は、互いへの思いを胸に秘めながらも真実を言い出せない。そんな彼らの優しい嘘は、やがて両国の未来を変えていく。

金の国 水の国 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

私:「ここは優しい世界だ~」

最近のアニメでよくある「メインキャラが実は裏ボスだった!」や「最後の最後に伏線回収して大どんでん返し!」といったことがない、平和であたたかい恋のお話。
観終わったあとに最初に出てきた感想が2人とも「久々に安心して観られた映画だったね」
主人公たちのすれ違いはあるものの、想い合っているがゆえの信頼感があり、要所要所の困難を乗り越えていっている。からのハッピーエンド◎
優しい世界かよ~~~~~~~。
(そして賀来賢人がCVうますぎ!声優さん顔負けじゃないか?というくらいハマり役だと思う!)

決断を後押ししてくれるサーラの力強い言葉

物語もクライマックスになってきた頃、ナランバヤルがある決断をせまられる場面があります。その時隣りにいたサーラが言った言葉がとても印象的でした。

「迷ったときはいつも、難しい方を選んでください」

成功しそうな方、できそうな方、ではなくあえて難しい方を選ぶ。
この時ナランバヤルも何かを感じ取ったのか、彼にとって困難な道を選んだことで大変な場面に遭いつつも機転をきかせて乗り越えていき、ストーリーも幸せな結末を迎えていました。

このセリフが私にも刺さってずーっと残っていました。
映画みたいな国を揺るがす決断をせまられることはないものの、仕事におけるスタンスや、"保守的えりンこ"を打破したいときにこの言葉は効果てきめんだと感じました。
いわゆる”名言”ってクサくて回りくどいものが多いけど、シンプルに心打たれた瞬間でした。

おわりに

この映画は心を乱されるようなことはないので、ほっこり安らぎがほしいな~という方は、ぜひご覧になってみてください!

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