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毎日違う道を歩く通勤/#030

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ここ数年、通勤のときに意識していることがある。それは毎日、通勤の道を変えるということ。毎日同じことの繰り返しよりも、少しずつ違いがあると少しハッピーな気持ちになる。知っているようで知らない光景がたくさんあると知った。お仕事は好きだけれど通勤は憂鬱だと感じる人もいる。電車、自動車、自転車、徒歩など通勤手段は様々。人は無意識のうちに同じ行動をとっている。○時ごろに○両目の○辺りにいて、○○方面に○○通りを歩いていく、○時ごろに出勤する。この流れは驚くほど固定していることに気づく。そのなかであえて違う事をすると毎日違う刺激がありワクワクしてくる。そんな生活が好きで毎日違う道を歩く暮らしを続けている。

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日常の中ではふと目に入った光景や感じたものに目を向けている。その度に思うことは同じような光景は一度として無いということ。それまでは毎日同じ光景に見えていた。どことなく同じような光景はモノクロの世界に見えてどんよりしている。通勤は退屈なものだとすら感じていた。しかし、毎日必ずある通勤を少しでも有効な時間として活用できないかと考えるようになった。通勤時間を同じように過ごすのではなく、必ず変化があるようにしようと意識するようになった。

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なんでも無い空を見つめるだけでも広く高く見える。通勤だけれど毎日がワクワク楽しくて1日が充実している。この生活を続けて”街の声”が聞こえるようになった気がする。季節ごとの音や香り、光が見慣れた街を彩る。そんな光景の移ろいが美しくも愛おしい。

PORTRA400.F6.山本写真機店.20210520-16

ゴールは同じでもそこまでのプロセスは何通りもある。そのプロセスのひとつひとつに気づきがある。だからこそ多少の寄り道も必要なのだろうと思う。同じことを繰り返すと安定が生まれる。しかしあえて新しいことをすると今までなかった気づきや体験が手に入る。常に変化を続けたものが生き続ける時代のいま。現場に満足せず先を見据えて色々とチャレンジすることが大切なのだと知った。

SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。
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