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マクロレンズで撮るフィルム

先日紹介したNikonのマクロレンズ。NIKKOR 105mm F2.8 microをフィルムカメラのNikon F6で使ってみた。フィルムはKodak PORTRA400で現像は山の写真機店。

見ての通りマクロレンズらしい一面と中望遠らしい一面を併せ持つ器用なレンズだと感じた。近接撮影ではピント面がシビアであり、どこまでピントが合っているかの確認が慎重になる。そのためTheマクロレンズのような撮影には三脚を使うなど時間をかける必要があると痛感した。手ぶれ補正が無いのもその理由のひとつとして挙げられる。

このレンズを使う上で中景〜遠景にかけての描写も特筆すべきポイント。フィルム写真の多くは35mm-50mmの標準域を多く目にする。その一方で85mm以上の望遠域はほとんど目にしない。フィルムの日常感や親近感を表現するには標準域の距離感が最もそれらしいのも理由かもしれない。

105mmは中望遠レンズとして十分な描写を誇る。F2.8は前ボケ後ろボケ共にトロッと表現し圧縮効果も得られる。いつも見慣れているフィルムの世界もレンズでココまで変わるのだと改めて実感している。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。

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