思いやり
深層心理に眠る言葉は、思いもよらない場面でふと口から出てしまうものである。
それが思いもよらぬ波紋を呼び、相手の心を掻き乱してしまうこともある。
「言葉を選ぶことは悪いことではない」
それでも相手を傷つけてしまうことは起きるのだ。
そして、それはたいてい相手も、そして自分自身も己に対して感じていることなのだ。
罪悪感にしても悲しみから生じる無知な言葉であっても。
その自覚をする人が、ひとりまたひとりとも増えてゆけば、この世界はもう少しだけ
優しくなっていく。
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